この原稿を読むと、大口のブン投げをすべて個人が拾ったのだろうか。
そういう原稿になっているが、見方が甘い。
明らかにコンピューター売買の見せ板の蓋を被せる嫌らしい貸し株が、
担がれた、返済を急いだように見えた。
 
まあ、個人サメハンターが機関投資家サメを食った。
強い個人投資家である。
 
株、東電の売買高が過去最多 短期売買が加速 終値192円

2011/06/09, 15:32, 日経速報ニュース, 948文字

 9日の東京株式市場で東電(9501)株が連日で上場来安値を更新した。午後に入って一時前日比52円(26%)安の148円と節目の150円を割り込み、東日本大震災以降では最大の下落率になった。急速に買い戻される場面もあり、一時は前日比1円安の199円まで下げ渋るなど、短期的な売買が交錯し荒い値動きになった。終値は8円安の192円。商いが急増し、売買高は4億100万株と、4月6日の3億312万株を超えて、データをさかのぼれる1980年以降の過去最多を更新。売買代金も696億円に膨らみ、売買高と売買代金の両方で東証1部の首位となった。
 福島第1原子力発電所の事故について処理のメドが依然として立たず、損害賠償に対する懸念も引き続き株価の重荷になっている。政局の混迷で、政府支援策の具体化も不透明感が強まるなか、市場では経営の先行きに思惑が駆け巡っている。ただ、後場寄り後に商いの急増を伴いながら一段安となったことで、「大口の売りが一巡した」(国内証券)との見方もあった。
 9日終値時点で、東電の時価総額は3085億円まで減少。取引時間中には2500億円を割り込み、北陸電(9505)を下回る場面もあった。

<電力10社の株価と時価総額>
順位 銘柄名(コード) 9日終値  騰落率  時価総額
(1)関西電(9503)   1196円  ▲1.8%  1兆1227億円
(2)中部電(9502)   1131円   0.3%    8572億円
(3)九州電(9508)   1075円  ▲2.3%    5097億円
(4)東北電(9506)    812円  ▲3.1%    4083億円
(5)中国電(9504)   1038円  ▲0.2%    3851億円
(6)四国電(9507)   1526円  ▲1.5%    3480億円
(7)東電 (9501)    192円  ▲4.0%    3085億円
(8)北陸電(9505)   1227円  ▲2.5%    2580億円
(9)北海電(9509)   1077円  ▲1.9%    2318億円
(10)沖縄電(9511)   3165円   2.6%     554億円
※騰落率は前日終値との比較で、▲は下落。
〔日経QUICKニュース〕