妊娠8週0日、稽留流産の自覚症状は、全くありませんでした。


思い返せば、当初から心配させられっぱなしの妊娠生活でした。





妊娠検査薬も血液検査でも陽性なのに、

子宮筋腫の影に隠れていたのか、なかなか胎嚢が確認出来ず、異所性妊娠(子宮外妊娠)を疑われたり。
※もしも深夜、大量出血の救急で運ばれた時のために紹介状も受け取ってました。




やっと胎嚢確認出来ても、胎児の確認にまた時間がかかり、流産を疑われたり。
胎嚢の形がかなり細い三日月型で、胎児がいるのか心配になったり。




それでも、7週目にやっと心拍が確認出来た時は、本当にポロポロ涙が出るくらい感動して、
超音波検査のエコー画像を動画で撮影し、旦那や親に送って喜びを共有しました。





--------やっと心拍確認出来て、一安心。


 
 

そう思って、次の診察まで1週間、赤ちゃんに色々話しかけたり、妊娠初期の症状と戦ったりしていました。




だから、まさか8週目の検診でいきなり、赤ちゃんが亡くなってる事を告げられるなんて…。






また赤ちゃんの姿と、赤ちゃんの心拍が見れる!と思って、エコー画像を動画撮影しながら先生を待ち構えてました。




先生が、声がけしながらエコーでチェックし始めるも……しばらく、無言。







無言で、画像をアップにしたり、遠巻きに見たり、3Dにしたり。


どれだけの時間、無言で検査してたのか分からないけど、実感としては10分以上の様な、長い時間に感じました。




8週目の大きさまで育ってたから、赤ちゃんの姿は私にもすぐ分かったんです。
あ、1週間ですごく大きく育ってくれたんだなつて。



でも、目を凝らしても7週の診察で見れたような、心拍のような動きが全く見えない。







妊娠当初、子宮外妊娠を疑われてた時も、こんな感じだった…
エコー見て、すぐ「おめでとうございます!」って言ってもらえるものだと思ってたのに、

先生がひたすら無言でエコー検査をじっくりしてて。恐怖の時間でした。







今回も、あの時と同じだ…。


私も流石に異変に気付き、ワクワクしていた気分が一変して、青ざめながら先生の言葉を待つ。
動画も撮影出来る精神状態じゃなくなり、ひたすら涙流しながら、祈る。



でも、先生から静かに「赤ちゃん、心拍が確認出来ませんね…。」と告げられて。





「え、あの…それって…赤ちゃんがもう…」







その後の言葉が、絞り出したくても声にならない。

「そうですね…。赤ちゃんは7〜8週目の大きさまで育ってくれてるけど、心拍はもう…無いですね。」

「え、それって…心拍が無いって…もう亡くなってるってこと…です…か?」


最後まで何とか振り絞るも、声が震える。というか、全身が震えてくる感覚で、意識が遠のきそうになる。





なんで…?





不妊治療頑張ってきて、5回目の人工授精でやっと出来た子だったのに。
家族にも話して、みんなで楽しみにしてくれてるのに。
親友や親族と同級生になると楽しみにしてたのに。

なんで…なんで…




頭の中が真っ白になって、一気に地獄に落とされた様な気分で。
内診が終わって、先生とのお話の時間まで、待ち時間が40分くらいあったので、その間に必死にネット検索しまくりました。




稽留流産って、赤ちゃんが亡くなってても、お腹の中に留まってることで、
お腹の中にまだいるから、妊娠の症状も、継続するんです。

だから、自覚症状が全くないまま、いきなり流産告知される。




私の場合は、8週0日目まで悪阻は無く、あっても船酔い程度でした。
その代わり、全身に蕁麻疹のようなものが出来て、皮膚科でもらった薬やヨモギクリームも塗ってたのですが…

赤ちゃんが亡くなった後も、その症状はずっと続いてたので、気づきませんでした。
まだまだ胎動すら感じない時期なので、当たり前なのかもしれませんが…。






とにかく、あまりに突然の告知なので受け入れられず、同じく稽留流産を経験した人のブログなどを読み漁ったところ、

一度病院で流産告知受けて、そうは手術の予約もしたけど、念のため他の病院で診てもらったら、心拍を確認できた!という書き込みもあり。




自分でもエコー診てたから、心拍確認出来なかったのは分かってたけど、ほんの1%でも可能性があるなら…と、すがる思いで
同じ日に他の病院の診察予約をしました。


>>8週 稽留流産そうは手術(2)-セカンドオピニオン-へ続く