今日も苦笑い -59ページ目

アレ-霧の降る夜-

6畳一間のボロアパートの隙間から11月の冷たい風が、口笛を吹いて、僕の体を震わせる。
寒さに耐えきれなくなり、尿意を感じた、僕は、共同トイレに向かう為に、とりあえず、パンツを履いた。

僕の棲む部屋からトイレまで行くには、部屋を出て階段を降り、門の横にある工場現場にあるような仮設トイレなんだ。

パンツを履いた僕は、レインコートを羽織りドアという名もふさわしくない扉を開き向かった。

まるで僕の格好は変質者だった。

でも、この街では変質者が多いから、どうでもよかった。

外に出ると、霧が街灯に照らされ反射して、真っ白だった。

さすがにパンツとレインコートじゃ寒くて鳥肌が立った。

仮設トイレで尿を終えた僕は、扉を開くと、目の前の街灯の下にしゃがんで僕を見ている女性と目が合った。

僕は、アレだと思った。

アレは、立ち上がって僕に自分の身に着けてたマフラーを首に巻いてくれた。

アレのマフラーは温かく温もりをかんじた。
「アナタを捜してたのよ」
アレは、僕の耳元で小さく囁いた。

僕は、恐くて動こけなかった。

アレと会うのは二度目だったからだ。


そして、アレに手を握られ、アレに憑いていった。

アレの手は温かかった。

もう…いらないなら…俺にくれ

世の中は…人間中心で動いている。

開放しろと僕の猫が言ってる気がした…


でも…独りぼっちが嫌なんだ…

「心の友よ」はジャイアンの口癖で何んか恐くなった…

でも、独りが良いんだ…
まぁ…良くはないな。
猫と喋っている、俺が恐くなった。

もっと…人間らしく生きてみれたらいいな。

天使って?…鳥の仲間なの?

キリストは神様、もう人間じゃないのね…?
人間が神様になるなんて…何がなんだかわかんない?

っというより。

神様とか仏様を崇拝してる人達は…アレと一緒のようなもんなんでしょ。


(アレ→二次元の女性を好きになる人)

なんつーか…神様仏様オタクなんでしょ?

なんつーか?ファンなんでしょ?

宗教団体って?団体じゃなくて…軍隊なんでしょ?

ねぇ?わかんないよ?
ねぇ…宣伝活動しないでよ。


もう…恐いよ…

なんか…世も末みたいで恐いつー

まぁ…俺の独り言…

あぁ…空が今日も虚しく青色になるよ。