北海道大学物理学科の編入試験に落ちました。
そこで、次の人に託すために、受験して体験したことを、このブログを書こうと思いました。

教科書用に使った参考書
●考える力学
●電磁気学(砂川)
●田崎熱力学
●清水熱力学
全問した参考書
●演習しようシリーズ 力学、電磁気、熱力学
●例解演習シリーズ 力学、電磁気、熱力学
●弱点克服シリーズ 力学、解析力学、熱力学
章末問題以外した参考書
●基礎物理学演習1.2(黄) 力学、電磁気、熱力学
例題のみした参考書
●熱力学演習(原島)
●基礎物理学演習(紫)
●演習力学
●演習電磁気
●電磁気演習
部分的にした参考書
●詳解力学演習(歳差運動)
●詳解電磁気学演習
前期量子論のために用いた参考書
●演習しよう量子力学
●新演習 量子力学
●量子力学演習
北大物理の編入試験の範囲は、2024年時点で、力学、電磁気学、熱力学、前期量子論なので、統計力学、量子力学の範囲は飛ばしてやりました。全部で1500時間ぐらい勉強しました。
過去問7年分と、今年の受験した試験内容から述べますと、試験内容の特徴として、大問は3題構成であり、力学と電磁気学は毎年1題ずつ出題され、残りの1題が熱力学か前期量子論であることがほとんどです。
試験レベルとしては、大学の期末試験レベルと同じくらいと思っていいと思います。ただ、電磁気学では電磁波の問題がでてきたり、力学では、オイラーの運動方程式が出てきたりと、試験範囲がやや広めなので、先取りして勉強することをおすすめします。
★口述試験について
編入試験では、筆記試験が終わった後に、口述試験が実施されます。物理学科の試験では、筆記試験の出来にかかわらず、全員が口述試験を受けるので、口述試験の対策が特に重要になると思います。
私が受けた試験では、物理数学からフーリエ変換の問題を3問出題されました。(私は、この3問すべて答えることができなかったのと、面接官から演習不足と言われて、志望動機も聞かれずに口述試験が終わったので、不合格を確信しました)
フーリエ変換以外にも、いくつか問題が見えたので、物理数学を全範囲勉強しとくべきだと思います。
北大の物理学科のカリュキュラム的には、2年後期の第2学期に物理数学の授業が開講されることになっていますが、編入生には物理数学の能力が求められてくると思います。なので、試験範囲には詳しく書かれていませんが、物理数学を必ず勉強しましょう。