第1章 嘘

嘘をつくとその嘘を認めて謝らない限りまた次の嘘をつかなければいけない。自分を守るために。例えば僕の場合ですと、たまたま会った同級生に久しぶり今なにしてるの？と聞かれ会社に勤めてて、副業でネットビジネスもやってて月収40万くらいかなと言いました。でもこれゎ嘘です。100万円の借金を背負った実家暮らしの月収16万円のフリーターです。家に5万円入れ借金の返済で3万円支払い携帯代が1万円、残るのは5万円です。その中から交通費、昼食代、自由に使えるお金は3万円くらいです。16万円あって自由に使えるお金が3万円？ちなみに100万円の借金ゎすべてギャンブルです。18歳からやりはじめ今まででトータル200万くらい負けてると思います。なぜ負けてるのにまた行くの？と疑問を抱くと思いますが、なぜ行くと思いますか？それしか楽しみがないんです。普通の人なら友達と飲みに行ったり、色んなところで遊んだりしてるんでしょうが僕にはそんな友達がいません。もう1つの楽しみといったらギャンブルで勝ったお金で夜の街に出て遊ぶことです。ここに行けばどんなに嘘をついても話を聞いてくれます。ネットビジネスで成功して月収100万あるとか、結局勝ったお金もそこで全部使ってしまうので財布の中はもう…。悲しすぎて夜の街を5時間ほどなにもしなくて歩いていたこともありました。これもまた友達がいて飲みにでも行ってれば、3000円程で楽しく1日を終えることができるんです。本当に後悔しています。