富山県富山市在住の歯科医師である、矢野某氏は、2004年4月に友人である同市在住の会社役員、海原某氏やブラジル人の女ら数人と共謀し、外国人が長期滞在するための在留資格を得るための偽装結婚を計画、虚偽の婚姻届を出したとして逮捕された。また同時に診療報酬不正請求の疑いもあるとして、矢野某氏の病院以下自宅に家宅捜索が入った。 その後診療報酬不正請求の疑いは晴れた模様であるが、偽装結婚の件については電磁的公正証書原本不実記録の罪にて関係者ら12人とともに身柄を富山地検に送検され、有罪か無罪かを争うこととなった。2007年4月に行われた裁判では矢野被告も有罪を認め、富山地裁にて懲役1年4ヶ月の有罪判決に処せられた。なおこの件において矢端某氏は翌年、歯科医師として厚生労働省より医業停止1ヶ月の行政処分に処せられた。なお歯科医師免許は剥奪されない模様である。
