【3/14 ビジョンを持って柔軟かつ大胆に!】


昨日のNY株式市場は小幅に3日続伸。前日の2月消費者物価(CPI)はコンセンサスを上回ってFRBの利下げ期待を後退させたものの、米経済の底堅さの証左との見方から買い優勢でスタート。13時台に39,201ドル(+196)まで上昇すると、引けにかけては利益確定売りが重石となって上げ幅を縮小。個別ではキャタピラー、3M、シェブロンなど景気敏感セクターがしっかり。ナスダックは前日の大幅高の反動により反落。半導体セクターへの利確売りが重石に。


NYダウ 39,043ドル +37

ナスダック 16,265 -87

米10年債利回り 4.191% +0.037

為替 147.87円/ドル

日経先物 38,370円 +20




【本日の要点】


NYタイムの日経先物なりに動意欠しく寄り付いた後、週末にかけての米マクロ指標(今晩の2月小売売上高、2月生産者物価、明日の2月NY連銀景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数)、週明けの日米中銀会合などを意識した様子見色の強い展開が本線。想定レンジは38,600-38,850円。連日同様にドル円や先物需給に起因する乱高下にも軽めに警戒。



【運用アドバイス】


昨日のNYタイムの日経先物も方向感なく経過しただけに、テクニカル説明でお伝えしている(1)38,500円水準での底打ち反転、(2)37,500円水準までの下押し...の双方を意識した組み立てへ。


(1) 反騰トレンド入りへの備え : (A)日経連動タイプ、(B)リバウンド狙い、(C)好トレンド銘柄などのへ分散、近似テクニカル銘柄の重複保有回避などを意識したポジショニング。押し目買い・上昇時の売りすぎ注意スタンスで対応。


(2) 更なる下値模索への備え : 弱テクニカル銘柄・ストレス玉の大胆な縮小により3割+アルファの余力をキープ。手仕舞い条件の徹底。



【厳選候補銘柄】


(1570)

昨日28,700円付近での一部売却後、本日は上下のブレがあれば小口逆張りへ。(27,500円割れの小口買い、28,500円超えの小口売却)


* 昨日からの3000番台 : 中小型株需給の不透明感に配慮した深押し待ちの買い増し方針を本線に、小動意時も追撃へ。