歯科治療と薬の二回目です。
今回は抗生剤の中のテトラサイクリンというものについて記します。
テトラサイクリン系の抗生剤を永久歯が出来てくる時期に多量に摂取することで、テトラサイクリンが永久歯の中に取り込まれて、最初から着色した永久歯として萌出してきます。やはり目立つのは前歯であり通常の歯に比べて茶色がかった歯牙として認識されます。エナメル質の中に取り込まれた色でありますので、ホワイトニングを行ってもなかなか通常の歯牙のような色には回復できないのが現状です。
ただ過去に必要があって投薬されての結果として現れたことですので、いまさら言っても始まらないとは思うのですが、歯にダメージを与えることなく着色を取り除けるとありがたいと思います。
私は審美優先の歯医者ではありませんので、どうしても機能とか歯や歯周組織にダメージを与えたくないということが優先しますが、歯の色を気になさっている患者さんもたくさんいらっしゃることも存じております。ホワイトニングとかブリーチングを考えられている方は、必ず行う前に、どの程度の結果が得られそうとか、リスクやデメリットを十分歯科医院サイドと相談してから行うことが大切だと思います。