『すてきなすてきなアップルパイ』

作・寮 美千子(りょう みちこ)
絵・篠崎 三朗(しのざき みつお)
内容は。。

アップルパイのりんごはどうして美味しいの?から始まる物語です。

私はいつも本や絵本の『前がき』を必ず読みます。

そこにも作者が伝えたい気持ちが入っているので、見逃せません。

今日はそんな『前書き』からのメッセージをご紹介します。



地球をまるごと『いただきまーす!』
食べることって不思議です。
さっきまで『りんご』だったものが、食べたとたん私になる。
その瞬間、りんごの命が消えて私の命になるのです。
りんごだけじゃありません。
お米や菜っ葉、お魚やお肉だって、みんなみんな命をたべるということは、かけがえのない命をいただくことなのです。
そう思えば、一粒のお米だって無駄にはできません。
その命を育ててくれたのは、お日さまの光や、やわらかな雨、やさしい風や、大地です。
そうです!私たちはお日さまや雲や土を食べているのです。
もしも、空や川や海や大地を汚してしまったら、私たちの体も汚れてしまうでしょう。
そんな大きな命のめぐりに気がつけば
『いただきます』の本当の意味が見えてきます。
めぐりめぐる輝く命を『いただきます!』
光や雨や風や土、地球をまるごと『いただきまーす!』。
いかがでしたか?


お付き合いいただきましてありがとうございました。

私は、この絵本が伝えている『いただきます!』を子供達と一緒に話し合えてよかったと思います。

学校でも、『命のめぐりの授業』があればいいですね。
