3歳児検診で、自閉症のスクリーニングに引っかかった弟くん。
主治医から、専門医の紹介を受けます。
私が住むベイエリアには2つの大きな病院があり、UCSF( University of California San Francisco) かスタンフォード大学の病院(Lucile Packard Children's Hospital Stanford)を紹介するけどどっちがいいか?と聞かれました。
自宅からはどちらもだいたい同じ距離でしたが、スタンフォードの方が、夫の職場から近いので、スタンフォードに。
主治医の先生が、紹介状を送ってくれて、すぐに電話が来ました。「弟くんのお母さんですか?あってますか?アセスメント郵送するからすぐに返送してね。」というもの。
このアセスメントが、公立プリスクールのアセスメントと似てるけどちょっと違う種類のもの。
あっちからもこっちからも来た膨大なアセスメントを、夜な夜な睡眠時間を削って、辞書を引き引き書くのでした。
面倒くさいけど、やらないことには先に進まない。
これも、アセスメントが届いてから2週間を過ぎた頃、「遅いですけど、どうなってますか〜?」と催促の電話が来ました。
送り返すと、割とすぐに予約を受付ますという電話がかかってきました。
1月の電話で、予約は3月に取れるとのこと。
主治医には半年待つこともあるから覚悟して、と言われていたので、早い!ラッキー!という気持ち。
これで晴れて、弟くんは自閉症じゃないと証明される(でもなんかおかしい、というモヤモヤもある)
複雑な母親ゴコロです。
さて、診察当日は、夫も都合をつけて同席。
日本人の先生はいるのですが、当日は都合がつきませんでした。
でも、病院には事前に頼んでいたので通訳をつけてくれます(無料)。
ありがたいの一言につきます。
診察時間は約1時間。
様子はどうですか?学校では?自宅では?と質問されます。
心配に思っていること、
不安に思っていること、
他の子と違うなと感じていること、
を次々に言っていきます。
・幼稚園の先生に指摘されたんだけど、視線が合いにくいです。
でも練習したらよくなってきています。
・YesとNoの返事をしません。Yesの時は、私の質問を繰り返します。Noの時は黙っています。
・2語文を話し始めるのが遅くて、今でもおしゃべりは同じ年の子より遅れています。
でも半年前に日本に帰った時、すごくおしゃベりするようになりました。
・話したいことがある時は、自分からどんどん話しかけてきます。
でも、こちらが話しかけても、反応しないことがよくあります。
反応するのは、彼が好きな遊びのことだったり、彼にメリットがありそうな時が多いです。
・一人遊びが得意で、ずっと一人で遊んでいます。
・突然、なんの脈絡もなく、テレビアニメのセリフを宙に向かって淡々と喋っています。
朝「おはよう」と言った時にも、返事をするのではなく、全く関係ないテレビのセリフをしゃべったりします。
・すごく社交的です。初対面の人にも話しかけたり、ハグされに行ったりします。公園では、他の子供と遊ぶし、大人にも話しかけます。
次に、一通り聞いた先生が、質問してきます。
先生「日本に帰った時、どんなことを喋るようになりましたか?」
私「(正直すぐに思い出せなかったのですが、よく考えてみると、)ただ、人が話したことを繰り返していました。」
私は答えた後、この事実にショックを受けます。自分自身が気づいておらず、先生からの質問で初めて気づきました。
他には、食べ物の好き嫌いのことや、手先の使い方、運動能力のこと等を聞かれました。
好き嫌いは多く、決まったものしか食べないこと。
手先の使い方、運動能力には問題を感じていないこと、を答えました。
多分、もっと他にも聞かれました。
次に、先生が弟くんに直接話しかけます。
絵を見ながら、動物を指差して、
先生「これは何?」
弟くん「。。。。」
先生「これは知ってる?」
弟くん「。。。。」
弟くん「(タイミングを外して、絵に描かれている動物の名前を言う)」
先生「よく知ってるねー。ありがと!」
私「動物の名前は知っていますが、聞かれても、いつも答えません。でも、自分が言いたくなった時にだけ、「サル!」「ライオン!」「イヌ!」と言います。」
次に、先生が弟くんに、ミニカーなどを渡して遊ばせます。
話しかけたり、遊びに加わろうとした時の反応を見てみます。
先生の感想は、「目は合いませんね。ちょっと拒否的な反応がありますね。」
次に、先生が私に質問します。「お母さんは弟くんのことを自閉症だと思いますか?」
私「自閉症の症状がたくさん当てはまると思います。でも、すごく社交的なので、違うと思います。」
この後、先生はパソコンで何か入力したり、しばらく時間が空きました。
そして、先生「これだけたくさんの症状が当てはまっていたら、自閉症と診断していいと思います。ただ幸い、弟くんは人に興味があるようですね。自閉症と診断しますがよろしいですか?」
私と夫は無言でうなずきます。
この時の心境は、きちんと診断されてホッとした気持ちと、まだ診断を受け止め切れていない、他人事のような気持ちです。
多分、ショックの方が大きくて、これ以後、私は先生の質問に反応が鈍くなっていたようです。
この後の先生とのやりとりは、夫が主導権を取ります。
次に、先生から様々な提案が出されます。これは次のブログで書きますね。