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片手にわたあめ

片手で母の袖を引き

初めての夜桜でした

御城山の桜は?

ぽつんと母が言う

ほらっ見てて

湯を注ぐ茶碗に

ふわっ ふんわ!

ひらく花びら

母娘のふたりのお花見は

淡く桃色の桜湯

去りし 日々も

湯気だたせ




*桜の季節は早くも過ぎました。
私は恥ずかしながら、桜湯というのを、この詩によって知りました。
画像の桜湯素敵です🌸
日本独自の素敵な風情ですね。