しゃなり しゃなり

薄むらさきのかんざしが

青葉の薫る

この時を待っていた


初夏の訪れる

束の間を

軽やかに 楽しげに

舞っている


時の流れが早すぎて

せつないけど

心憎いほど 華やかに

咲き誇っている




*なんだか少し抽象的な気がしますが、この季節にぴったりのとても素敵な詩ですね。