女子向けのロマンティックなお話です。
では、お話をはじめます♪
ヨーロッパのあるところに、アリサという美しい少女がいました。
ある時、アリサは劇場でバレエを見ると、すごく感動しました。
(このお話、何て言うの？)…アリサはお母さんにたずねました。アリサが最も感動したバレエの物語は、(眠れる森の美女)…だったのです。アリサのお母さんも、バレエを見ることが大好きで、アリサと時々…見に行っていたのです。アリサは、(私もいつか、バレエを習いたい、そして、オーロラ姫のようなピンクのチュチュを着て見たい)、と望み、アリサはお母さんに、バレエを習いたい!!と、必死でお願いします。しかし、なぜだか、お母さんは、なかなかバレエを習わせてはくれませんでした。それでもアリサは、必死になっておねだりします。
幸いなことに、アリサのお父さんは、(あれだけ言うのだから、アリサにバレエを習わせてはどうかな。きっと、才能があるんだよ)…と、お母さんに言ってくれました。
念願が叶い、アリサはバレエを、習わせてもらえる事になり、大喜びしました。
バレエ教室には、ちょっと手強い女の先生と、アリサと同年代ぐらいの、女生徒たちがレッスンを受けていました。
(なんだか…すごく大変そう…)…アリサは、念願のバレエ教室へ入ったものの、何かあまり、良い予感はしませんでした。女の先生は、冷たい感じで、やたらと厳しいし、他の生徒たちも自分に比べればずっと上手い感じで、どこかアリサを見下しているように感じられました。
それでも、憧れのバレエを、やっと習わせてもらえたのです。
アリサは、夢に向かって頑張りたい気持ちで、いっぱいでした。しかし、思うように上達出来ず、友達もなかなか出来ませんでした。
ある時…先生は、なかなか上達出来ないアリサを、叱りつけました。
すると、他の生徒たちは、ドっと笑いました。
アリサは、悔しくてたまりません…。
(続く）