その後輩は西武線沿線に住んでおり、幼少期から現在に至るまで西武線とともに人生を歩んできたそうだ。
その後輩から特急列車の思い出を聞かされたとき、その列車に興味がわいた。
その名を西武5000系 レッドアロー。
その後輩には申し訳なかったが、実は西武線のことは何一つわからないレガリア。それもそのはず、機関車という素体のみにしか興味を示さないため鉄道各社の運行情報や路線情報など知る由も無いのだ。
調べれば調べるほど興味がわいてきたが、同時に落胆した。
なぜなら、当時レッドアローなるものはTOMIX1社しか発売しておらず、とっくに廃盤。それもそのはず、発売時は何十年も前なのだ。オークションで調べたりしたが、状態の良いものはありえないくらいの価格で取引されており、そのほかは初版のもので、痛みの激しいものが、これまた不正な価格で売られている。
そんななか、たまたま仕事の帰りに立ち寄ったいつものホビーオフで、自分はまるで石像のように固まってしまったのだ。
ショーケースに個別売りのレッドアロー客車が3両並んで陳列されていた。
「な、なんと。」
だが、3両のうち1両はモーター車であった。このまま買ってしまおうと考えたが、肝心の先頭車両が無いことに気づき落胆した。
ところが、隣の客人が手にとって見ようとした横に陳列されているブックケースをみて、私は口から心臓が飛び出るのではないかと思うくらい気分が高揚した。
そう、西武5000系レッドアローの6両セットが肩身狭しと新幹線コーナーに陳列されていたのである。
私はすぐ店員を呼び、レッドアローと単品客車を取り置いてもらった。


価格は当時の販売価格であった。いわゆるプレミア品扱いだ。だが、当時はどこも発売するアナウンスが無かったこともあり即決だった。フライホイールじゃないとか、モーター車は車両いっぱいにウエイトがはいっているとか、先頭車のデキがいまいちとか、そんなことは全てどうでもよいと思えた。

TOMIX 西武5000系 レッドアロー 2013.10 入線
当時のTOMIXとしては 新しいほう。このレッドアローも、ブックケースが現行品のことから、おそらく第三版の再生品かと思われる。説明書は帯の中に説明が記載されている。付属品は無かった。
現在はKATOからすばらしく良くできた5000系レッドアローが発売中だ。レッドアローファンならこちらを強くお勧めする。KATOのレッドアローはヘッドライトとひさし付近の副灯も点灯。ヘッドマークも点灯するが、点灯なしに変更も可能。さらにKATOはテールライトも点灯する。リアルさを求めたらKATO以外の選択肢は無い。TOMIXはコレクターとしてはおいておきたいレベル。
だが、私のレッドは問題なく走るしヘッドライトも顕在。保守部品はカタログ落ちしてしまったが、大事にしていくつもりだ。KATOのレッドはわたしもそのうち買うだろう。