Funeral Wreath -402ページ目

【誘惑】3

*ルー→ブレ←レイム 
 【誘惑】2の続き。(R18?暗いです)
 ・閲覧は自己責任ですョ
 ・表現は自重したつもり←オイ

















―――――――――闇の中に光は在るのだろうか









【誘惑】3






霞がかった思考の中で、ブレイクは考える。
先程から耳に入る乱れた鳴声を、彼は五月蝿いと思った。




「んっ・・ぁ・・・ッ」




それが自分のものと気付いた時には身体に力が入らない程に
体力を消耗していた。

「何を考えておる・・・それとも、もう限界か?」
「・・・・こ、の・・・!」

皮肉を言おうにも音ばかりで言葉にならない。
衣服は肌蹴られ、汗ばんだ肌には吸いつくようにルーファスの手が
つきまとっていた。その最中にも胸に刻まれた刻印を執拗に舐めてくる。
普段は白い肌に紅が増していた。

「・・・こうしておると、死人のような汝の肌も少しは人間味が出るの」
「ァアッ!」

きつく胸の突起を噛まれ、悲鳴にも似た声が夜の空気に響いた。
すでに歯を食いしばる事も出来なかった。
与えられる快楽の波に飲み込まれていく。

ふとルーファスは何か思いついた様な表情を見せた。
引き上がった口元に、ブレイクは戦慄する。


「汝にいいものを見せてやろう」
「―――――ッ!?」


指差された先に居る人物に息を詰まらせる。



「・・・レイ、ムさ・・ん・・・・?」


その人物は、口元に薄く笑みを浮かべていた。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ぇえい、くそっ!」

屋敷の中を捜しまわるも、一向に二人は見つからなかった。
これだけ回って見つからないのはやはりバルマ公の幻影の中に
居るせいなのだろう。
始めに入った(と思われる)部屋に戻り
先程と特に変わった様子が見られない事に肩を落とした。

吐血するほどに彼の身体は弱っているのだ。
不安が思考を埋め尽くす。

「何処にいる・・・ザークシーズッ」


近くにあった椅子にもたれ込み、きつく目を閉じる。
握った拳から、紅いものが滴った。






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



長椅子の脇に立ち、品のいい微笑を浮かべているのは
紛れもなくレイムだ。
だがこれは明らかにルーファスの幻影である。

「彼の・・幻影・・・など、出てきた所で意味など・・・っ」
「そうじゃな。汝には解りきった事である。だがの・・・例え理解して
 いても、人は目見するものに錯覚を抱くものなのだ」

背に腕を回され、ぐいと上体を引き上げられた。
肩に纏っていた衣服がずれ落ちる。

――幻影と解っている。解っているのに――――

近くに「彼」がいる。
「彼」の視線が気になる。

さして表情も変えずに、じっとこちらを
見つめている。その視線から逃れたいと願いつつ、身体は
熱を増した様に思えた。

「んっ・・・・ふ・・ぅ」

強引に重ねられた唇は酸素を奪い、意識を連れ去ろうとしてくる。








(嫌だ)





――こんな姿を「彼」に見られたくはない――














「!?」











電流が走ったかの如く、一瞬の光が走った。
レイムの幻影は砕け黒煙に変る。
ルーファスは弾かれた様にブレイクの上から床に降りた。

「――――――――ふん、帽子屋か―――――――」



「―――――――――っルーファス様!?・・・ザークシーズ!」



『向こう側』にいたレイムが突如現れた二人に
驚愕の声を上げた。何事も無いかのように立つ主人と
長椅子に乱れた格好で倒れる友人を見、彼の元に駆け寄り、主人に射るような
視線を向けた。

「・・・ルーファス様、あなたは・・・」
「喜べ、レイムよ。こ奴に汝の想いを伝えてやったぞ」
「!」

意識を失ったブレイクの身体を起こす手が止まる。
微かに震える肩にルーファスが手を置いた。

「言えずに思い留めるのも辛い事であろう?」
「・・・・・・・・・・」

くすくすと笑う主人は衣を翻して戸口へ足を向けた。

「・・・ルーファス様っ」
「そやつは汝が送ってやれ。・・・それとも汝が『続き』を
 してやるか?」
「――――――ッ!」

静かな笑い声は扉の向こうへ消えていった。


残された友人を抱き上げ、ベッドに運ぶ。
目に入った胸の刻印に眉を寄せながらも、
汗と唾液に濡れた身体を拭う布を取りに行こうと
ベッドに背を向ける。
歩き始めたその時、後ろから引かれる力に足を止めた。

「・・・レ、イムさ・・・・?」
「起きたのか。その、身体は?大丈夫なのか?」

スミマセンと彼は力なく笑う。今にも壊れそうな顔だった。

「今、拭いてやるから・・・少し待っていろ」
「イエ・・・いいんです・・・」

ここにいて欲しいという無言の訴えを聞き入れ、レイムはベッドの
隅に腰を下ろした。
服を握った手が離される事は無い。

「ねぇ、レイムさん・・・もし、もうすぐワタシが死んでも・・・」
「今は休め、ザ-クシーズ。・・・お前にはまだ
 生きてやる事があるだろう」

言葉を遮ったのは、彼の身体を気遣ったのだが、もしかしたら
本当はその先を聞きたくなかっただけかもしれない。


そう思いながら、眠りについたブレイクを
いつまでも見つめていた。



























―――――――――ねぇ、レイムさん。

















―――もし、私が死んでも、貴方は私を想ってくれますカ?―――

















【誘惑】end








≫オワタ・・・(-。-;)
 だんだん目的見失った;;;
 しかし、自分文打ってるとSになるな。