Funeral Wreath -392ページ目

【親愛なる貴方へ】1

*ギル→オズ (2巻あたり)





お元気ですか?


何処にいますか?


次は、いつ会えますか?

―――早く早く、貴方に会いたい―――



【親愛なる貴方へ】1―Title―



怖かった。


嬉しかった。


寂しかった。



俺はいつだってお前を想って生きてきた。

お前が帰って来た時、心は言いようのない感情に満たされた。

傍に居たいのに、居られないという思いが枷になり

いつまでも本当の再会を果たせなかった。

それだけがただ辛かった。

「でも、ようやく再会できた」

10年ぶりの主人の声。

昔と変わらない心地の良いアルトが響く。

「久しぶり、ギルバート」

嗚呼。降り注ぐ光は眩しく、満たされた心は溢れてしまいそうだった。

――その心が溢れたら、どうなる?
愛する人が、再び戻る。


けれど、まだ伝えてない事がたくさんある。

伝えなければならない事が、たくさんある。


どうかどうかそれまでは、

決して消えることがないよう――――




【親愛なる貴方へ】1―Title―