【FRB、フェデラルファンド金利の目標レンジを5.25%~5.5%に据え置く】米連邦準備理事会は20日、2日間の金融政策会合を閉幕し、フェデラルファンド金利の目標レンジを維持すると発表した。 5.25% ~ 5.5% で、時間の経過とともに変化しません。 FRBは今年3回利下げすると予想されている。


米連邦準備理事会(FRB)は20日、2日間の金融政策決定会合を終了し、フェデラルファンド金利の誘導レンジを5.25─5.5%に据え置くと発表した。 FRBは今年3回利下げすると予想されている。

FRBが昨年9月以来5回連続で金利を据え置いたことになる。 FRBは同日発表した声明で、インフレ率が長期目標の2%に向けて推移し続けるとの確信がさらに高まるまでフェデラルファンド金利の目標レンジを引き下げるのは「不適切」だと述べた。 現在、米経済の先行きは不透明で、金融政策の策定を担う連邦公開市場委員会は引き続きインフレリスクに細心の注意を払う。

声明は、FRBが金融政策の適切なスタンスを評価する際に、今後の情報が経済見通しに及ぼす影響を引き続き注視していくと改めて表明した。 FRBは、目標達成を妨げるリスクが生じた場合には、金融政策のスタンスを適切に調整する用意がある。

FRBは同日、最新の経済見通しも発表し、今年の米経済成長率見通しを0.7%ポイント引き上げ2.1%、2025年の経済成長率見通しを0.2%ポイント引き上げ2%とした。 米国の失業率は今年と来年でそれぞれ4%と4.1%になると予想されている。 同時に、個人消費支出価格指数で測定した今年のインフレ率は2.4%と予想されており、食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ期待は2.6%に上昇しており、長期目標の2%を依然として上回っている。

経済見通しに基づき、連邦公開市場委員会の委員19人中9人は、フェデラルファンド金利が年内に4.5─4.75%に低下する可能性があると考えている。 これは、毎回25ベーシスポイントの金利で、昨年12月の予測と同じように、FRBが今年3回の利下げを実施する可能性があることを意味する。 委員5人は金利が4.75─5%に低下すると予想した。

パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、発表された各種指標からFRBは利下げ開始の確信をまだ得ておらず、インフレと経済の見通しは不透明だと述べた。 適切であれば、FRBはフェデラルファンド金利の目標レンジを現在の水準に長期間維持するだろう。 同氏は、今年5月か6月の会合で初めて利下げを行うかどうかに関する記者団の質問を避け、FRBは今後の会合についていかなる約束もせず、今後も各会合で個別に決定を下すつもりだと述べた。