手首や足首を捻挫したら、患部を冷やされるか、あるいは自分で冷やしてしまう人がほとんどではないだろうか。
しかし、それは明らかに間違った処置法である。
“冷やす”というやり方は、スポーツ選手などが取りあえず試合に出るために痛みを鎮静させるには役に立つでしょう。
冷やすことによって、しばらくは神経が麻痺するので持ちこたえることができるのだ。
けれども、それは回復することとは何の関係もなく、それどころか冷やすことで悪いまま固まってしまうので、時間が経つと元通りに回復しにくい。
捻挫した時はどういう状態になっているかというと、手首でも足首でも関節が元の位置からズレているのである。
炎症を起こして腫れるのは、ズレを保護するためであり、ギブスの役割を果たしているからである。
・・・ここで冷やしてしまうと、ズレたまま固まってしまうという訳だ。
つまり捻挫の正しい処置法は、手首や足首の関節をきれいに元通りに入れ直してやることですね。
一度ズレた関節を入れるには、一度はずすしかない。
きれいにはずせば、後はきれいに元に入るし、炎症も早くおさまる・・・からだはそのように出来ている。
ズレたまま放置しているとやがて痛みはおさまるが、何かの拍子でまた痛みが出てきたりする。
そこでまた冷やすんですよね…
できれば、捻挫してから4日以内の処置であれば、100%改善すると言える。