父から
先月、父が1度退院した時期がありました。
その退院した次の日、父は母には内緒で苦しい身体で車を運転し、わたしの家まで来た事がありました。
手には封筒。
これ使え、お母さんには言うなよ。
そう言って手に持っていた封筒を渡して来ました。
父の顔色は真っ白で、とても具合が悪そう。
そしてヨロヨロと車に乗り込んで帰って行きました。
封筒には何十万と言うお金が入っていました。
わたしはそのお金を握り締めながら声を出して泣きました。
父の覚悟が伝わって来て、わたしは心が抉り取られる程の苦しさで一杯になりました。
余命
今日、母が主治医の先生から父の余命はあと2週間だと伝えられました。
今日は父に面会に行ったら父は痛み止めを処方されたおかげか、よくしゃべり気分も良さそうでした。
家に帰り、心の整理が出来なくて大泣きしてしまいました。
もうすぐ父がこの世界から居なくなってしまう。そう思う度涙が出てしまう。
父と過ごした日々が次から次と頭の中で思い出され苦しくなる。
あの顔もあの声ももう見れなくなってしまう。
いつかそんな日が来ると覚悟はしていたのに。
どうしてこんなにかなしいのか。
いつか自分もこの世からいなくなるのにね。
お父さん、ありがとう。わたしは大丈夫だよ。そう最期に伝えたい。
お父さん、今日も生きてくれてありがとう。
お父さん、明日も会いたいよ。
食べれない。
父はもう身体が食べ物を受け付けないようです。
先日はフルーツを食べて大量に吐いたそうです。
それでも
食べなきゃ食べなきゃ
と言って吐きながら食べていたそうです。
何がなんでも生きてやると自分を奮い立たせて過ごしている父。
わたしがこの先癌になっても、父の様に生きられる気がしない。
金曜日から緩和の病院にお世話になる予定です。
父が 苦しまず過ごせます様に‥。