本当は老人であるあたしは週休2日制にしてもらっている。
この仕事はシフト制なんで、あたしのように毎週火曜水曜日を定休にしてもらうことは結構稀。
ただあたしゃもうすぐ還暦を迎えるババア。
マネージャーに
「あのさぁ、この歳になると病院の予約やらなんやらあるからさ。しかも週2日の連休にしてもらわないと疲れ取れないんだよね。
」


と宣言し、無理やり週休2日制にしてもらっている。
基本あたしのシフトは閉店までのシフト。
週末は夜中12時まで。平日は11時で閉店。
何故閉店までのシフトなのかと言うと、
まずあたしゃ最年長。
ウエイトレスは接客だけではなく、接客が終わると帰るまでに他に仕事がある。
片付けである。
まあ基本次の日の開店の下準備ってところ。
皆シフト終了前に個々仕事が与えられ、これが終了しあたしがOK🆗を出せば帰れるわけ。
まあ、チェック係ってとこ。
後は酔っ払い対応。
ここペンシルバニア州は、酒販売をする為の資格(そこまで大袈裟じゃないが)が必要。
まあコースを受けてテストをパスしてこの資格が貰える。基本これがないと酒販売はしてはいけない。
このコースで酒販売に関して色々学ぶのだが、客に対してどの程度酒を販売していいのか等を学ぶ。
他に客の飲酒時の動向等も把握しなくてはならない。
要は既に酔っ払いになってる客を見極め、販売の拒否をしなくてはならない。
これって結構簡単なようで難しい。
断られた客は勿論怒る💢
訳で。


揉めたらマネージャー呼べばいいんだが。
まああたしのように年齢いってるババアはこういう対応に適しているわけだ。
ぶっちゃけ
「あんた、もうこれが最後ね。
」

とはっきり言えるわけだ。
正直、今までに怒って絡んできた客はいない。
ただ若いウエイトレスだったりすると、キレたりする客もいる。
この間は、2人の男性が閉店間際に入店。
閉店間際ということで、酒をなんとまとめて注文。
この時に応対したバカウエイトレス。
何を考えていたのか、ビール等合わせて8杯もまとめてオーダー。
バーテンダーは8人分の酒を注文されていると思い、そのまま酒を作る。それがそのままテーブルへ。
その後そのテーブルの側を通ったあたし。。
おい!





なんであの2人のテーブルにあんなに酒あんの??
担当誰なん‼️







すると担当ウエイトレスが
「あたしですが。。。。
」


「あんたあれなんなん?なんであんなに酒がテーブルにあるん?
」


「いえ。。。もうすぐ閉店なんでまとめて注文させてくれって言われたんで。。

」



おまいはアホか‼️





あれが法律違反だってこと知らないんかい‼️





結局あたしゃ速攻そのテーブルに行き、
「ちょっと申し訳ないけどね、この州では一気にたくさんの酒を提供することは違法なんですよ。だからこれは回収させてもらいますんで。例え貴方たちが一気飲みしたとしても、ビール2杯が限度ですよ。飲んでる時間の兼ね合いもあるんでね。もっと飲みたきゃ早い時間から来てちょうだい。
」


そう言って一杯分のビール以外全て回収。
そいつらは結局一杯のビールのみで撤収。





その後そのウエイトレスはこっ酷くマネージャーじゃら叱られる。
まあ首にならなかっただけまし。
またどこの州も同じだが、酒の販売時必ず当人の身分証明書を確認しなくてはならない。米国は21歳から飲酒可能。
基本見た目35歳以下の場合全ての人間の身分証を確認する事でになっている。
これに関しては所謂Gメンのような人間もいて、店員がきちんと確認しているかの抜き打ち調査もあり、これを怠って罰金を課せられる店員もいる。
この罰金は店側ではなく、店員個人に課せられる。
結構酒販売は大変なのよ。
てなことで、基本あたしは酔っ払いが多くなる閉店シフトなのだ。
んで、定休日であった昨日何故仕事になったか。。。
他の店舗で他の閉店シフト(クローザーと言う)のウエイトレスが休んだのさ‼️
結局あたしが呼ばれたということ。





このクローザーのシフトは皆嫌がって中々カバーされにくいわけ。



まあみんな夜遅くまで働きたくないわな。
ってな事で、今週は休みが1日だけ。





疲れるわぁ。。。










