いやーこれは結構ひどい事故だった。
まあ写真からは大したことはないようだが、運転席のドアが開かず目撃者に外からドアを開けてもらいあたくし脱出。
しかし鞭打ち程度で大した怪我はなく、そのまま仕事へ。
速攻警察を呼び、救急車、消防車共に現場に出現。
事故の連絡が行くと、何故かすぐ牽引車が出現。最初に到着した牽引会社が担当するみたいだ。(多分警察と連携しているんだろう)
怪我はなかったんで、救急車にはお引き取り頂く。
消防車も事故によっての火事がないと判断した時点でお引き取り。
そこからポポからの事情聴取。
双方バラバラにしてでの聴取となる。
又、事故の目撃者への聴取も行われる。
その後、双方の車は牽引車でそれぞれ希望する修理会社へ搬送。
ポポからのレポートは後日届く。
これまでの間、相手側(今回は加害者になる)とは一切の会話なし。
基本的に現場で喧嘩されても困るんで、暗黙の了解で会話なしってことなんでしょうかね。
しかも、その後も一切連絡、謝罪なし。
一応現場から自分の保険会社にも事故があった事を報告。
相手の保険会社の詳細、相手の名前等はその場でポポからの通知があるんで、そのまま連絡。
後は保険屋同士の戦いとなるわけですわ。
今回のように100%こちらに非がない場合は簡単だ。
あたしは基本的に自分の保険会社を使って修理をし、後ほど相手の保険屋に全額請求してもらう方法を取っている。
やはり自分の保険屋は間違いなくこちらの味方なんで、こっちの要望通り事を進めてくれる。
速攻レンタカーゲット。
修理屋での車の修理。
この事故でかかった修理代約16,000ドル。
修理するか廃車にするかは、修理会社が見積もりを保険会社に送り、その修理代を払って直してもまだ車に価値があるかを保険会社が判断。
この事故では修理代に$16,000もかかったが、まだ走行距離があまりなかった新古車であった為修理する事を選択された。
修理にかかった時間は約3ヶ月。
その間のレンタカー代、修理代、そしてその後に請求した「Diminished value」(事故によって生じた車の価値の低下分)を全て相手の保険屋が支払った。
勿論被害者からの謝罪、連絡は一切なし。
まあ払うもん払ってくれりゃいいんですがね。
まあこんな感じでこの事故は終了。
厄介だった事故は4の木の枝による事故。
仕事行こうと車まで歩き。。。
これ見た瞬間。。。
あたしゃ逝ったと思ったよ
マジかよ‼️‼️
もうね、心臓一瞬止まったし。
仕事にも行かなきゃならないんで、このまま運転して仕事場へ。
しっかし。。。ガラスがボロボロ車内に落ちてくる。
到着後速攻牽引車呼んで修理工場へ。
又レンタカーを借りて、まずはこの事故の加害者探し。
一体誰の木なんだよ‼️‼️
とりあえず市の木担当に電話。
「えーどこの木?市は公園とかの公共の木しか管理してませんよぉ。一般道に立ってる木は、その前に建ってるお家の木になるんでね。その家の住人に聞いてみな。誰の家の前にあったの?その木」
「⭕️⭕️病院の事務所の前だけど」
「あーあいつらね。ならあいつらに電話して修理してもらいなさい」
そこで、その⭕️⭕️病院のメンテナンス部署に電話。
「あのー、貴方んとこの木の枝がメンテ不良だったみたいでね。あたしの車の上に落っこってきてすごいことになったんだけど‼️」
すると。。。
「うちの木?どういうことですか?あれは市の木でしょ❓」
もうね、こう言って責任逃れ。
速攻また市に連絡して、この病院の担当者に言ってくれないかと頼んだ。
おっさん快く引き受けてくれ、そのまま三者通話。
「お宅ね、なんもわかってないみたいだけど、あの木は市の持ち物じゃないですよ。お宅が管理するべき木。知らなかったから今までメンテしてなかったんでしょ?お陰でこのお嬢さんの車に凄い被害が出てんですよ。ちゃんと責任取りなさい‼️」
やったーーー‼️‼️
オッサン、ありがてーよ。。。
まあその後はトントン拍子。
勿論相手はでっかい病院。
保険もしっかりしてる。
ぜーーーーんぶお支払いして頂きました。
金額全部で約$25,000
保険屋はやっぱり慣れてるね。
特に病院の保険屋だから、医療ミスなんかの対応をするわけでね。
まあ今回の木のダメージは初めてだったらしい。
まあそんなこんなで色々ありましたわ。
なんで車の事故に関しての処理は慣れたもの。
3の息子の事故なんだが、
実は直進してきたバイクが優先だったんで、息子の非が問われた。
奴はこのバイクが通り過ぎるのを待って左折するべきだったわけだ。
お陰で相手のバイク運転者は激突場所から20mバイクごとぶっ飛ばされる。
おまけに怪我もして救急車で運ばれた。
この事故に関しては息子に非がある為、事故見聞もきちんと行われた。
この事故で息子の車は廃車。
この後ポポからのレポートで、基本的にこの事故は息子に非があるということになった。
ところがだ。。。。
この相手側のバイクのおっさん。。。
なんと。。。。
無免許。
そして
飲酒運転。
おい‼️‼️
しかしだ。。。
やはり左折した方が悪いということになり、私側の保険屋が諦めかけていた。
とんでもねーですぜ‼️奥さん‼️
向こうは飲酒‼️しかも無免許‼️
本来運転してはいけない人間が無理やりしかも酔っ払いでバイク運転してて、それでも息子が悪いだと‼️
ここまで来るとあたしゃまるでヤクザ。
保険屋は勿論息子の車の修理代(廃車だったんで、車のバリュー分の支払い)、そしてレンタカー代を支払ってきた。
その後相手側の保険屋がこっちの保険屋通して色々と請求する為あたしの名前を聞いてきた。
息子はまだ学生な為、あたしの扶養になっている。
なので保険自体はあたしの名前。息子はただの運転者。車自体もあたしの名義。
向こうとしてはあたしの名前がわからない限り請求さえできない。
あたしは速攻うちの保険屋に
「あたしは一切向こうの修理代、医療費等払うつもりはないんでそのつもりで。あと言っとくけど間違ってもあたしの名前は出さないように。事故を起こしたのは息子であってあたしじゃない。しかし向こうがなんかしら請求したいなら、保険の持ち主であるあたしの情報が必要なはず。それを知りたいなら勝手に調べればいい。でもあんたらが向こうに言う必要性はないんだから。それはお分かりですよね❓❓」
結局相手側の保険屋はあたしの名前がわからず何も出来ない状態。
しかしあたしゃここでは終わらない。
相手は無免許、飲酒運転。
ってな事はブタ箱行き。
あたしは奴の裁判情報を入手し、district attorney(DA/担当検事)にこの事故の被害者として連絡。
すると
「是非とも被害者家族として裁判で証言/発言して欲しい」
と依頼された。
この被害者からの証言は被告の判決に大きく影響する。
よって当日弁護士と出廷した被告はあたしを見て大慌て。
そこで、今回の事故によって息子が精神的に多大なダメージを受けた事、被告は無免許/飲酒運転をしていたにも関わらず、保険屋を通して修理代/医療費等を請求しようとしている旨を裁判長に伝えた。
結局ここ男、執行猶予付きの実刑判決。
そしてその裁判にて今後一切金銭の請求はしないと約束させた。
ふん‼️
あんたあたしを誰だと思ってんの❓❓
なめんじゃないよ‼️
まあ今後こういう事故とは縁がなければいいんですがね。。。
でも色々勉強になりましたわ。