さて。。。

本日は天候不良の為、仕事が早く終わった。いえーい‼️


ところでお題のお話し。


あたしと亡き妹は私生児として生まれてきたことを前の日記にも書いたが。。


母親が当時既婚者である父親に「女房と離婚してお前と一緒になるから」と騙され、母はあたし、そして13ヶ月後に妹を出産した。

子供が出来るとあたしらのこの「クズ父親」は逃げに入り、認知もせず、もちろん養育費も払わずじまい。


結局その後生活ができなくなった事から、母は私たちを連れ、母子寮に入寮することになった。

ここでは虐待等あったが、(今後この母子寮についても書いてみることにしよう)なんとか家族3人生活はできた。

結局この母子寮には、妹が高校卒業するまでいた。


物心ついてから初めてこの「クズ父親」と会ったのはあたしが22歳位の時だったと思う。

あたしとよく似ていた為、なんか気持ち悪かったことを記憶している。

この「クズ」が言うには、

「本当に結婚しようと思っていたが、お母さんがお前達を連れて母子寮に入ってしまった為、連絡がつかなくなった」と眠たい言い訳をしていた。

まああたしにとってはそんなことどうでもよかったわけで。。

「ふーん」という感じ。

その後「少なくとも認知だけでもしてくんないかな」と打診したが、

「そんなことは出来ない。そんなこと要求されたら、僕はこのままどっか行っちゃうよ」呆


結局その後、このクズの顧問弁護士から連絡があり、事務所まで出向いてくれないかとのこと。

妹と2人事務所に出向くと、机の上に100万円の束が5つ用意されていた。


「この示談書を読んでサイン頂ければ、このお金を2人で分けてお持ち下さい」と言われた。

内容は、

1. 今後認知請求を一切行わない。

2. 今後「クズ」への連絡を一切しない。

3. 上記の項目を守ってくれれば、1人250万円を示談金として支払う。

4. もし金銭受領後1.2の項目が守られなければ、支払った金銭を返却する。


と、こうなっていた。


あたしゃ元々このクズとの交流等望んでいなかった為、さっさとその示談書にサインし、頂けるものを頂いだ。


クズの弁護士は

「これで本当にいいんですか?」

と聞いてきたが、

「くれるって言ってんだから貰いますよ。別に連絡やら交流やらをしたいわけじゃないしね。」

そう言い残し、妹と2人事務所を後にした。


その後、あたしが24歳で渡米した為、成田までノコノコ会いにきたこの「クズ」。


「あんた今更なんの様?」


あたしはクズを睨みつけながら言ってやった。

母が慌てて

「お父さんにそんなこと言わないで。せっかく会いに来てくれたんだから。」


「あのね、お父さんって誰よ。こいつじゃないのは確かだね。認知もされてないしさ。しかもこいつには二度と会わない、連絡しないって念書にサインさせられたんだからさ。会いに来られても迷惑なんだけど。帰ってくんない?」


そうバシッと言ってやった。


「そんな。。お父さんに対してそんな事。。」

母は泣きながらそう言っていた。


するとこのクズ、


「僕は糖尿でもうそう長くないんだ。アメリカに行ってしまうとお母さんから聞いて、多分これが最後だと思ったから会いにきたんだ。」


「あっ、そう。なら早く死ねばいいのに。あんたが死んだってあたしらには何の関係もないしね。早く帰って来んない?」


これがこのクズと交わした最後の会話。



それから数年して、母から連絡がある。

「お父さん亡くなったてたんだって。。連絡もなかったから知らなかったのよ。少なくとも教えてくれればいいのに。。」


ってさ、当たり前じゃん。

本妻が旦那の浮気相手に「亡くなりましたよ」なんて連絡するわけがない。


あたしも「だから?」という感じでしかなかった。


その後あたしが32の時に一旦日本へ帰国したわけだが。。


その時、妹はすでに統合失調症を患っており、手のつけようがなかった。

帰国後、すぐ病院に引きずって行き、投薬治療が始まる。

同時期に、母親から「死後認知請求」の裁判をしてみないかと打診される。


何を今更とも思ったが、母としては「今後もずっと、自分の2人の子供達が何処の誰の子供なのか戸籍上わからない状態になっていることが嫌だ」と言っていた。


確かにそうだ。

認知されていない以上、世間からは「何処の誰の子供かわからない子供を2人も産んだふしだらな女」と言うレッテルを貼られているわけだ。


しかもそのおかげで、妹の結婚にも影響が出、結局統合失調症にまでなってしまった。

あたしにとっちゃどうでも良かった事だが、いやむしろあのクズの名前なんかあたしの戸籍に書かれたくもないと思っていたが。。


やはり、苦しんでいる母親、妹のことを考えるとやらざるを得ないかと考える様になった。


初め、金のかからない無料法律相談の弁護士に連絡をしたが、今更証拠も何もないとの事で全く取り合ってもらえなかった。

ただ、死後3年以内であれば、裁判を起こすことは可能と言うことはわかった。


ならどうする。。。


自分でやるしかねーじゃん。


結局、あたしは当時東京で仕事もしていたが、母からの協力もあり何とか認知請求の訴えを起こすことになった。


裁判での原告は勿論あたしと妹。

しかし妹は当時統合失調症で病んでいた為、とりあえずあたしの言うことを聞いてりゃいいからと言うことにした。


当人であるクズはすでに地獄に逝っていた為、戦う相手は国(検事)となる。

そこには以前会ったことのあるクズの顧問弁護士も来ていた。


原告であるあたし達の証拠としては、当時クズが自分と母親名義でアパートを借りていた賃貸契約書。あたしと妹がクズと一緒に写っている数枚の写真。そして、以前クズが弁護士を介してあたしらにサインさせた示談書。これのみ。


もちろん、クズの弁護士は

「あなた達がクズの子供であると言う確たる証拠はおありなんですか?」

と突っ込む。


あたしからは

「それでは、逆にクズがあたし達の父親でないという証拠はあるんですか?他にも母が交際していた男性がいたと言う証拠があるんですか?もしそのような可能性があったのなら、なぜ私達にわざわざ金銭を支払い示談書など書かせたのですか?貴方はクズに依頼されその示談書を作成されてますよね。そして私達に金銭を渡しています。何故そんなことをクズが依頼したのでしょうか?」と突っ込んでやった。


弁護士はそのまま黙りだす。


そりゃお前そうだろう。

もう逃げられねーよ。あたしらの証拠の方が強いからね。

元々あんな示談書なんて書かせなかった方が良かったんだけどね。


結局、裁判長から


「原告からの証拠に信憑性もあることですし、DNA鑑定をした方がいいと思いますが」


と打診がある。


本妻とクズの間には、2人の男子、1人の女子がいた。あたし達の異母兄弟になる。


母によると、次男はあたし達と遊んだこともあるらしく、間違いなくクズと他の女に子供がいるという認識があったそうだ。


そこで、本妻側の息子達、娘との鑑定が出来れば、親子関係の真相がわかる。


しかし。。。だ。

日本の法律上、強制的にDNA鑑定を行う事はできないのだ。


ならどうすんだよ‼️


すると。。。


「次男の方が今回の鑑定に協力して下さるとの事です。」


との連絡があった。


どうもこの次男、あたし達の存在は知っていたが、本当に自分の父(クズ)が彼女らの父親なのか、自分の異母兄弟なのか。。と思っており、真実を知りたいと思っていたそうだ。

勿論、長男、長女はお断り。冗談じゃない‼️状態だった。


結局、本妻の次男、あたしら子供2人、そしてあたしらの母親のDNAの鑑定を行った。


結果は。。。










99.998%の確率で、次男とあたしら2人は同じ父親を持つ。





との鑑定結果だった。


結局のところ、クズの実の息子として認知されている次男と父親が同人であると言う鑑定結果から、認知が確定した。


母はこの裁判結果を聞いて大声で泣いた。


あたしは。。

今更。。という感覚。

もちろん妹にとってもだ。


ただ、この認知裁判の結果、あたし達が法的にクズから認知された事により、母のプライドだけは守られた事になる。


裁判にどれだけの時間を要したかははっきりとは覚えてないが、確か2-3年くらいだったかと思う。


あたしは実際この判決が出た後も役所へ出向くことをしなかった為、35か36の時、役所の人間からいきなり訪問され、


「あのぉ、認知請求事件で勝訴され、父親からの認知が認められているはずなのですが。。」


「そうですが、何か❓」


「あのですね、勝訴されて認知されたのですから手続きに来て頂かないといけないのですが?なぜそのまま放置されているのでしょうか?」


「え?そんなのあたしの勝手じゃないんですか?」


「いや。。裁判を起こされていますので、きちんと手続きの方を終了させて頂く義務が生じています。現在の所で罰金5000円の支払い命令も出ております。」





ほんとかよ‼️


ったく。。。

あのクズは何処まであたしに迷惑かけるかね‼️🤬🤬🤬🤬



ってな事で、あまり他の方々はあまり経験のない事も経験しているアタクシでございます。😜😜


ちなみに、この裁判結果により、あたしら姉妹にもクズの遺産相続の権利ができた。

が、あたしらは結局遺産相続まで争うつもりはなかった。


もし、この相続によってあのクズを傷つける事が出来るならそうしたかもしれないが、実際すでに「地獄」に逝っているクズへの仕返しは出来ない。

痛い思いをするのは、本妻そしてあたしらの異母兄弟だ。

彼らにはなんの罪はない。

あたしら同様被害者なのだ。


なので、あたしらから財産分与の争いは起こさなかった。



この異母兄弟達。

あたしは一度も会ったことはない。

今後も会う事はないだろう。