外見、性格的に派手であるあたしであるが、実は32歳くらいの時から「パニック障害」という病気と生きている。
24歳で渡米し、8年間アメリカで生活。
そして日本帰国してから発症した。
当時このパニック障害なんてものは認識されておらず、心臓に問題があるのかもしれない。。。と結構心配だった。
人生初のパニック発作は満員電車の中。
動悸発生後、冷や汗。
そして全身が麻痺する様な感覚。
めまいを感じ始め、これはヤバいと感じる。
挙げ句の果てに「降ろして下さい!息ができないんです!」
と大騒ぎ。
この時から快速、急行には乗れなくなる。
鈍行でなんとか通勤を始めたが時間がかかるため、始発に近い電車での通勤になる。
しかし自分に何が起こっているか全くわからず、どうしたらいいのかと思っていた矢先。。勤務していた外資系企業の上司に言われた。
実は彼の奥様も同じ病気になっていた。
「精神科受診するといいよ。君は間違いなくパニック障害だよ。うちの奥さんも日本で生活する様になってから発症したんだ。今は薬で治療してるよ」
ほんとかよ。。。
しかしやはり彼女同様、あたしも長いアメリカ生活から戻ってからこの症状が現れた。そうなのかもしれない。。そう思い、精神科を受診。
やはりパニック障害。
生活環境の変化から発症したものらしい。
もうそれから30年。
前回のブログにも書いたが、20年もの間日本帰国しなかったのは、この病気によっての事だった。
怖くて飛行機に乗れなかったのよ。
しかし!!!
ここまで長い間この病気とお付き合いしたおかげで克服法も見出している。
このパニック発作。
予期不安から始まるんだが、何かに集中していると発作が起きない。
例えば
誰かに何か質問され、真剣に答えを考えている時。
喧嘩をふっかけられ、対応している時。
そんな感じ。
とにかく何か他の事に集中すると、発作が出なくなり、いつのまにか忘れているという感じ。
うちの前の旦那(息子のパパ)はその方法を熟知しており、運転中高速の渋滞にハマりあたしがパニックに陥りそうになると、必ず訳のわからないことを言い出しあたしに喧嘩をふっかけていた。爆
「ごらぁーーてめえ誰に向かって口きいてんだよ!!」
なんて喧嘩をしているうち、後々「あれ?」あの発作見たいのどこいった?って感じなわけですわ。
いやーあの男は大したもんだったよ。笑
今でも薬は服用しているが、発作はもう約10年以上ない。
今回の一月の日本帰省も問題なく帰国できた。
現在では高速の渋滞にハマっても結構平気になり、普通の生活を取り戻している。
この病気によって、ほとんど旅行なんてものに行ってない。
結婚していた時は、パパと息子だけで行ってもらっていた。
そろそろ一人旅にでも出てみようかなと思う今日この頃。
フロリダのキーウェストなんかいいなぁ。。ムフ😍😍