本日7月4日はアメリカの独立記念日。基本的に皆さんあちこちでBBQをしたり、家族でまったりという時間を過ごす。そして夜はお待ちかねの花火。
以前の日記にも書いたが、
あたしゃ近所のレストランでウェイトレスをしている。
そして本日の独立記念日の夜はかなり混む。
アメリカのレストランはチップ制で、あたしらの時給はたったの$2.83。(約300円)
これは全部税金へと消えていき、稼ぎは全てチップによるものだ。
あたしの働いているレストランは外にパティオデックがあり、そこでも食事ができる。と言うことで、花火が上がる本日は無論大コミ。
こんな感じ。
さて、かなりのお客さんは早い時間から陣取りをしたいわけで、9:15開始の花火時間より早ーく店に集まってくる。
しっかし!こういう客はあたしらウェイトレスにとっては本当に困るわけ。
5時ごろ店にやってきて、花火開始時間の9時以降までダラダラいられたら稼ぎにならないわけ。
なら、どうやってあたしらが金を稼ぐかというと。。。
与えられたテーブルを如何にして短時間で回転させるかにかかっているわけ。
大概皆請求金額の20%をチップとして置いていってくれるが、普通の夕飯で家族4人がテーブルを使用する時間は約1時間から長くて2時間。
いればいるだけ金を使ってくれるならいいのだが、アイスティーやらのおかわり自由の飲み物で何時間も粘られたらたまったもんじゃない。
約1時間でワンテーブル$20稼げるところを3時間も粘られて$20だと困るわけですわ。
しかもこのチップは強制でなない。なので、客がいったいいくら置いていってくれるのかも全くわからないわけよ。
そして本日の様なイベントの日は特にそう。
案の定、いかにも花火目当てで店に来た家族。
しかも到着時間5時。
おまいら。。。。
あたしゃそうはさせねぇーぜ。。
しかし、家族を仕切っているババアは慣れたもん。
わざとゆっくり注文をする。
結局、家族全員の飲み物。
そして前菜。
んでもってメインメニュー。
食べ物が全部出終わって、食事終了時の時点ですでに2時間が経過。
そして今度はデザート。
そこからまた30分
2時間半を経過した後、
「他に何かご注文は?」
と聞くと、今度は
「あたしコーヒー飲むわ」
この時点で夜の8時。
花火開始までまだ一時間以上ある。
ここからだらだらが始まるわけよ。
この時点で店の入り口にはたくさんの人が席を待っている。
冗談じゃねぇ。。。
もうこれ以上は無理だぜ奥さん。
通常、普通のウェイトレスはこの時点で文句を言いながらもしゃーないと諦める。
しかしあたしゃプロ。ふふん
「お客様、申し訳ございませんが、本日は花火の日ですので、現在もたくさんのお客様がお待ちです。大変申し訳ないのですが、すでにもう3時間は経過しておりますので、他にご注文がない場合はここでご精算お願いできますでしょうか。」
まあ基本的「もう帰ってくれや」を丁寧に言うのだ。
もちろん強制的に追い出すことは出来ないが、なんとか他のお客様も待っていらっしゃることを理解してもらうしかない。
通常こういう日はどの客も状況を理解している。
なのでどうしても座って花火を見たい人達は、花火が始まる4時間前なんかに店に来ないわけ。
しかしこういうババアは性格が悪い。他の人間なんかどうでもいい。
ましてやあたしら従業員の事なんてなんとも思っちゃいない。
しかしだ!!
あたしゃ勝った。
あたしが担当するテーブルは他にも3-4つあるんだが、そのテーブルの人たちも長い間待ってやっとテーブルにつけた人達。
その人達もいよいよヒソヒソとあたしに文句を言い始めた。
「あの家族どのくらいいるの?たくさんの人がまだ待ってるのに。あなたもあーやって居座られたら困るでしょ?」
どうもその文句がババアに聞こえたらしい。
結局そのババア家族は席を立たらずを得なくなった。
花火観戦目的で、5時に来店し陣取ったつもりだが、結局花火開始前に店を出ることになったのだ。
ありがとうよ。。他のお客様方。。
実はもう一つ7時ごろ(花火開始2時間以上前)に入店してきた家族がいたが、彼らは最初からたくさんの料理を注文し、しかも
「こんな日だから貴方もこまるとは思うんだけど、私達どうしてもここで花火を観戦したいの。たくさん料理注文してレストランにも貢献するし、貴方にもチップはずむから花火観戦させてもらえないかしら」
そうなの!こういうお客様だと本当にいいわけよ。
双方にメリットがある。
こういう人たちには
「もちろんですとも❗️」
(absolutely!!)
なんですわ。
結局彼らはチップを$100以上置いて行ってくれた。
まあレストラン勤務は大変なんですわ。