さて、あたくしの職業とは。。。レストランのウェイトレス。そこでたまに日本人の旅行者の方々に聞かれることあるのは、チップについて。私達ウェイトレスの時給というのは州で定められている一般の最低賃金よりも非常に低く、ウェイトレス、ウェイターの為に設定された最低賃金があるわけです。ちなみにここはペンシルバニア州ですが、この州での法的ウェイトレス最低賃金時給は$2.83。(約300円) んじゃお前らどうやって稼いでんだよって話ですが、これはお客様から頂くチップで稼ぎます。レストランによって、ウェイトレスの担当するテーブル数、又ウェイトレス全員でチップをシェアする所もあり色々です。私が働いているレストランは、担当テーブルが与えられ、そのテーブルに座ったお客様のお世話をすることになります。さて、お客様は大体どの位チップを置いて行って下さるのか。。。これはあくまでも平均ですが、大体請求された金額の20%位です。例で言えば、請求額が約100ドルだった場合、大概$20をチップで置いてくれます。

しかし!!!知っておいて頂きたいことが数点。


1.チップは強制ではありません。従って、一銭も置かなくてもいいわけです。サービスが悪ければ一切置かなくてもいいのです。ただ、出された飯が不味かったというのはウェイトレスのせいではありませんので、その評価をチップでするのは違います。あくまでも担当ウェイトレスの対応に不満があった場合、チップを置かなくてもいいというわけです。


2.観光地などのレストランでは、請求された金額に既にチップが加算されている場合もあります。その場合も請求額のみを支払えばいいわけです。


3.ご存知ない方も多いとは思いますが。。絶対20%置けばウェイトレスが満足するとは限りません。例えば友人2人でランチタイムにレストランに行くとします。ただお腹が空いていないので2人ともコーヒーだけを頼むとします。すると一人当たり$3位の請求です。そこで3ドルの20%だけをチップとして置かれてもウェイトレスとしては「えええー」ガーンとなるわけです。60セントが20%となりますが、そんな小銭のためにテーブルを占領されてしまうからです。私のレストランは外国人が来る事はほとんどないので、こういう非常識なお客さんはいないです。コーヒーだけを頼んでも、皆大概3ドルから5ドルをチップとして置いて行ってくれます。又長時間に渡ってテーブルを占領した場合でも、チップは10ドルから20ドルとかなり多めに置いて行ってくれます。それは何故かと言うと、通常に普通のランチを注文した場合、当然請求額もコーヒーだけより高いわけですから、従ってチップの金額もあがるわけです。その貰えただろうチップ分をおいてくれると言う事です。


ご参考になれば。


ちなみにチップの金額はそれぞれですが、中にはすんごい金額を置いて行ってくれるお客さんもいます。

一度$70の請求金額に対して$400もチップでくれたご家族がいました。ラブラブ


これは私が働いているレストランの一部っす。