もう20年以上前になるのか、トールペイントというものを、友人に誘われて始めました。
当時、私は家族がオランダに駐在員として赴任したのに伴ってオランダのアムステルフェーンという街に住んでいたのです。
かの友人は、駐在員の奥様方は必ず、皆様がアッセンデルフトやヒンダーローペンを習うのだから、あなたも習いましょう、と嫌がる私を無理々々、ペインティングの先生の所に連れて行ったのでした。
絵筆なんて握った事もない私にとって、お手本や下書きがあるというものの、何とも困った状況でした。
当時はトールペイント、という言葉もしらず、アッセンデルフト、ヒンダーローペン、とそのペインティングの発祥地域の名称=ペイント技法、みたいなとっちらかった解釈をしていました。
私をペインティングに誘った友人はとうの昔にペインティングから足を洗い(笑)、フラワーアレンジメントの大先生になってしまいました。
嫌々お稽古に引っ張っていかれた私の方は帰国してからもペインティングを続け、稚拙ながらも少しずつペインティングについての知識も学びました。
オランダだけでなく、ヨーロッパ各地にはその地方の伝統的なペインティング技法が有ることも知りました。
そして、嫌々習い始めたお稽古だったのに、だんだんと私の人生の一部のようになってしまいました。
ひょんな事から、アメリカにフォークアートペインティングのAuthorityがいる事を知り、今では毎年5回~7回、その先生のスタジオにレッスンを受けるために訪れるようになりました。
2000年からですから、かれこれことしで16年目になります。
毎年毎年5回も6回も、多い時には7回も、よく通ったものです。
先生のスタジオはCA州なのですが、サンフランシスコで一旦国内線に乗り換えなければなりません。
この乗り換えが曲者です。
何せ、先生のスタジオのある地域は殊の外霧が出やすく、空軍が霧中、目視出発着陸の訓練を行う為に作られた空港なのです。
しかし民間機の場合、霧中を目視で飛ぶ事はあまりに危険な為(今年の2月までは、プロペラ機しか飛ばない空港だったのです。)、当然霧が発生すると、飛行機がキャンセルになってしまうのです。然もその頻度が半端ないのです。
今年の3月からはジェット機が飛ぶようになった為、プロペラ機より上空を飛ぶのでせいか、霧の影響が少なくなったようです。
毎回飛行機がちゃんと飛んでくれるか、ヒヤヒヤものです、
私も長く通う間に4回程、天候トラブルに巻き込まれました。サンフランシスコで国際線に乗れずに、一人寂しくサンフランシスコのホテルで一泊、です。(´・ω・`)
去年はオバマ大統領がサンフランシスコ空港を使っため、空港の一部が閉鎖され、ユナイテッドがなかなか飛べず、私はローカル線で長く待たされ、サンフランシスコ空港について、国際線のターミナルまで走りに走り抜きました。(@@;)
ホント、あんなに必死に走り込んだのは高校生以来でしょうか。(どんだけ大昔なんだ。)
時々、サンフランシスコ空港で靴脱いで、裸足でインターナショナルのターミナルにダッシュしている外人(サンフランシスコでは、外人は私の方か、、。)を見かけますが、その気持ち、すごく理解出来ました。
あんなに嫌々習い始めたトールペイント、今ではこんな思いまでして、アメリカまで習いに行くようになるとは。
ああ、人生って不思議。人生って何がどうなるか分からないから面白い。