『だから そのために金が必要なんだ!』


『金をバラまいて 推薦人を20名集めないと総裁選に出られないだろが!』


『パーティーがダメなら 大手企業を廻って金を集めろ!』

『いいか! 今月中には集めろ!』

真っ赤な顔をして激しく机を叩いた。





〝先生はいつも無理ばかり言ってくる・・・″

〝そして何か問題になると秘書がやったからワシは知らんと・・・″

〝困ったものだ・・・″



ブツブツ言いながら。

公設第一秘書である野田は部屋を出た。