葬儀司会者としてのアタクシ
マイクを持ち、お仕事モード全開でご案内します。
「携帯電話をお持ちの方は、音の鳴らないよう
ご配慮をお願いします。」
あと、10分程で葬儀が始まる…
…な、その時!
ごほっ!ぐふっ!
ごぉほ、ごぉほっ!
ごほっ!
ご、ごほっ!!
おっ!(゚o゚;
大変!大変!
おばあちゃんが咳込んでる(;゚Д゚)!
すかさず、
気配り心配りのできる司会者アッキー
( ̄∀ ̄)(しっかり自分で言う)
インカムでスタッフに呼びかけます。
「左側、前から3列目のおばあちゃん
かなり咳こんでますので、お水か飴か
渡してあげて下さい。」
すかさず、スタッフがおばあちゃんの元へ…行
…かない?
ん?
あれっ!?探してる?
そうそう!
そこの席よ!その方!
さっき、すっごいゴボゴボしてたから!
そうそう!
お水を差し上げて~
よろしかったら、飴もどうぞ〜
よかったわ、ちょっと落ち着いたようで…
ささ、もうすぐ、お寺様が入場されますですわよ。
~静まり返る式場内~
あとは、お寺様の入場をアナウンスして
いよいよ、開式……
…な、その時!
おばあちゃんへ、お水を運んだスタッフの声が
インカムから聞こえてきました。
「アッキーさん、あの人…
おじいちゃん
だからっっ!!
ウソー!=͟͟͞͞(●⁰ꈊ⁰● |||)
あかん…もう…始まるのに…お葬儀なのに…
わ、わ、わら…笑っては…い…いかん…のに
(ಡ艸ಡ) ンググヒェッ
わ…、わら、わら…って…