長野県諏訪郡下諏訪町にある
武田信玄ゆかりの寺
慈雲寺(じうんじ)
ひっそりと静寂な杉並木と、
石畳と苔の参道が
とっても趣がある、
名刹(めいさつ※)
※有名なお寺
諏訪大社下社春宮と秋宮の
ちょうど中間に位置するので
諏訪大社下社めぐりの途中に
ぜひとも立ち寄っていただきたい
おススメスポット
龍の口
竜頭水口は旧横川村(現在の岡谷市)の
山田金右ェ門の作で江戸時代中期のモノ。
龍の口から出る水は、
慈雲寺へ参拝する人々のためにつくられ
また、江戸時代に中山道を往来した旅人の
のどを潤したとのこと。
龍の口から見上げると
長い石段が。
長い石段の先に、
慈雲寺が
慈雲寺へ上がる前に
石段の途中で脇道へ
弥栄富神社
なる、小さなお社が。
矢除石
武田信玄は
慈雲寺中興の祖といわれる
天桂上人を師とも仰いでおり
戦場へ赴くときに慈雲寺に立ち寄り
天桂上人に戦勝の教えを請いました。
上人は、
境内の大きな石の上に立って
「私を弓で射てみよ」と
至近距離から射かけさせたところ
矢はすべて岩ではね返されて
上人には1本の矢もあたりません。
不思議に思った信玄が尋ねてみると
「この石には矢除けの霊力がある」とのことでした。
信玄は、
この念力がこもった
矢除札を受け、
戦場に向かったという言い伝えのある
石だそうです。
付近にある
不動明王
矢除石から、石段方向へ向かい
ちょこっと石段を上ると
慈雲寺の入口が。
いざ境内へ
上の門を入ってすぐ右手で
お地蔵さまが出迎えてくれました。
そのお地蔵さまのそばに立つ
石仏
慈雲寺の参道
そびえ立ち並ぶ杉の中の
苔むした石畳みをゆっくりと歩けば・・・
きっとなにかを感じ取れるハズ。
慈雲寺 山門
安永8年(1779年)建立。
山号は「白華山」
武田信玄ゆかりの寺だけに
武田菱が提灯に。
山門の龍の彫刻
山門の仁王像(左側)
山門の仁王像(右側)
金網が太くてメが細かいので
仁王像撮影はちょっと難儀。
で、カメラのレンズを
金網にできるだけ接近させて撮影。
金網の向こうの仁王像を撮るとき、
Mマニュアルフォーカスにして、
仁王像の目のあたりにピントを合わせて撮影した
阿像
山門の左側の仁王像
吽像
山門の横に
銀杏の大きな木。
黄葉が楽しみ♪
山門をくぐると
立派な松が目の前に現れる
慈雲寺第7世の
天桂褝師の植えた松
下諏訪町指定文化財
天桂の松
天桂の松の先に、本堂。
天桂の松の左手側に
梵鐘堂
長野県宝
梵鐘- 応安元年(1368年)の鋳造。
総高114cm、口径66.4cm
梵鐘に、慈雲寺のご本尊
『南無千手観音菩薩』の文字刻入り
本堂
文化5年(1808年)の再建
立川流。棟梁は上諏訪の市蔵
御本尊
千手千眼観世音菩薩 の案内
参道・境内ともに、
とっても静かで落ち着きます。
雰囲気も良く趣もあって
決して隠れてはいないケド
隠れた名刹だと思いました。
諏訪大社下社を訪れる際は
ゼッタイに立ち寄ることを
おススメします(°∀°)b
慈雲寺 御朱印
【御朱印受付場所】
本殿横 庫裏
【御朱印受付期間・時間】
不明
【初穂料】
¥300
【御朱印の形態】
印刷+判木押し
日付は手書き
趣ある参道だけでなく
慈雲寺境内にある
美しい石庭も見どころのひとつ♬
慈雲寺 石庭 の記事に続く。
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