死海の高級ホテルにはプライベートビーチがあり、宿泊客でなくとも利用することができます。たいてい、入場料でプールも利用でき、エステなどのスパ部分は追加料金を払うようになっています。
死海のホテルやビーチの配置は右の地図で。タダビーチの位置も掲載しています。
だれが言ったか「中東の軽井沢」アンマンでも夏は暑さでやりきれない日もあります。そんなときは、本を片手に高級ホテルのプールでまったり、のんびり。ざあーっとプールに入ればあら不思議。体についた水が気化する間は涼しく読書に集中できます。
また、これら高級ホテルのプールに来るヨルダン人はハイソな層が多く(決して自分が稼いでいる人ばかりではありませんよ、親のすねかじりもいっぱいいます)、その行動もイスラーム社会とは思えないほど開放的です。女性を上に載せてプールの中で騎馬戦してるのを見たときは、原理主義者に知られなきゃいいけどと余計な心配をしてしまいました。
マリオットホテル
Jordan Valley Marriot Resort&Spa
死海海岸に並ぶ高級ホテルでは最も手前(北側)にあり、ビーチとプールの入場料は30JD(7-21時)。プールの奥にビーチがあり、タオルは用意されています。プールは海岸段丘に3つ。スパ(エステ)部門は全く別の料金体系となっています。2006年に行ったときのビーチのようすです。
ムーヴェンピック
Mövenpick Resort&Spa
死海のエステ(スパ)で最も評判がいいのがここムーヴェンピック。新しい歩き方にも巻頭1pで載っていますね。ここのビーチ&プールとスパは、ザラ・スパZARA Spaという別部門になっており、ホテル宿泊客でも有料。ホームページもこちらに料金体系やサービス一覧があります。入場料はホテル宿泊客25JD、ゲスト平日40JD、ゲスト休日50JDとかなりのお値段です(ちょこちょこ変動します)。ゲストは、駐車場に入るブースで入場料を払ってチケットをもらい、プールやエステに行きます。
ビーチはマリオットと隣り合っています。ちゃんと泥パック用の泥が大がめに用意されています。ちなみにこの泥、エステ(スパ)で使うときはボデイ用とフェイス用が区別されているんですね。フェイス用は成分があまりきつくないものになっているそうです。
ケンピンスキー
Kempinski Hotel Ishtar Dead Sea
死海のホテルで最高級ランクのこのホテルは、外部ゲストはビーチ&スパを利用できません。ホテルはメインビルとそのまわりのコテージタイプで構成され、その間の中庭のあちこちにプールが配置されています。ホテルとしても「隠れ家的な安らぎの場」を前面に押し出しているので、パンフを見てもあまりビーチの宣伝をしていません。ムーヴェン側から見たビーチは下のとおりです。
デッドシー・スパ
Dead Sea Spa Hotel
死海で最も古くからあるホテルです。接客などもややヨルダン的な適当さが見られますが、ビーチ入場量はは15JDと安い。プールもあります。あまり利用者もいないので、真夏にムーヴェンやマリオットのプールが激混みになっている週末でもわりと空いています。穴場です。
新しい歩き方にはザラスパのエステも紹介されています
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