いまでは遠い夢のような出来事について
1966年頃の話
父の運転で開通して間もない名神高速道路を走り紅葉パラダイスへ行った時のこと。
クルマはマツダB360のライトバン。全長3m・全幅1.3mの小さなクルマでしたが、父が試しにアクセルを全開にすると、メーター読みで時速84kmを計測。
注意深く運転してのものでしたが、それが父の高速道路初体験。
行先の紅葉パラダイスで乗ったジェットコースターはシンプルなものでしたが、個人的には乗る必要性を感じませんでした。なのに、実人生で乗りまくることになるとは当時夢にも思いませんでした。
1972年頃、父の運転でプレストロータリーTSSセダンを快適に飛ばして伊豆方面へ行ったことも現在では懐かしい想い出の一つです。
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父は戦前郵便配達を自転車でしていた経験があり、戦後はクルマを数台乗り継いだ後、2007年84歳で免許の更新をして間もなく事情:認知症の疑い:で返納。
クルマも手放して曰く、体の一部を失ったような気がする。
その後4年間、一緒に買物や用事に数十回出かけたことも、いまでは遠い夢のような出来事です。
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