そこは川沿いの古いアパート
俺は小さい子供
コンクリートの味や煙い砂埃の匂いや廃墟の工場、静かな夕方から夜にかけての孤独感をいっぱいに感じていた
学校までの距離はクラスメートより随分離れていたから家に遊びに来てくれる友達も居なかった
朝、学校に行くのが面倒になるとランドセルを川沿いに置いて川を眺めては自販機で買ったタバコに火をつけてた
おこずかいを貯めて買った
子供向けと思ってたショートホープ
大人になるとみんな吸わなきゃいけないと思ってた
おふくろはその頃アル中で救急車を頻繁に呼んでいた
日曜がとても嫌だった
何もない日曜日
夕方まで川沿いを歩いて、廃墟の工場で一人で遊んで、ほとんど独り言
一人で唄ってた
夕焼けが来るのが怖かった
家で一人子供向けのテレビを見てる
夕方になると寂しい童謡が流れてくるのがとても嫌だった
親は毎晩酔っぱらって喧嘩してた
俺にはどうでも良かった
そんな子供だったから学校では人一倍冷めていた
今でも会社では冷静を通り越して冷酷な感じだと時々言われる
でも、ホントはそんなの会社だけで本当は違う
まぁ、経営サイドだからってのもある
4歳位の時に隣の住人の車にひかれた
景色と自分の意識が一変したのを今でも覚えてる
死ぬ瞬間、死ぬ直前の恐怖、呼吸困難、孤独、アスファルトの温度、タイヤの硬さ、車の重さ、自分の無力さ、色んな事をたくさん感じた
しばらくの間、 あの時死ねばよかったんだって
そう思うことが多々あった
かなり脱線してきたからこの話はここまで
かなり久々の更新でこれかよ(笑)