日が暮れ…
街灯や、車のライトが灯り
カラスも家に帰り…
私も
帰りたーい
さてさて
やっぱり、週末の休みになると
あっちも、こっちも
お見舞いの人が来られて
病室のカーテンで仕切られた狭い空間は、ちょっとした茶の間と化します。
午前中から来られ、奥さんの見舞いに来られた旦那さん。
奥さんが、体調悪く、体も痛むようで
『痛い痛い、背中さすってよ。
そこじゃないわ
はぁ〜知るか!そんな事!こっちは、しんどくてイライラしとるんだわ
』
と、八つ当たりの声が病室に響き。
こちらも、午前中から
お母さんの所に来られた娘さん
『だから〜ご飯食べないかんって言っとるでしょ〜?
そんなね、しんどい話を聞いたらね〜こっちは気になって寝れんの!
先生は何て仰ったの?』
と、ご高齢のお母さんがトンチンカンな事を言われてるようで、心配されたり、イライラされたり、笑い声が聞こえたり。
昼過ぎに、娘の所に来たお母さん。
『管は、何時抜けるって?
今日?まだ?
退院は?』
と、矢継ぎ早に聞かれてます。
娘さんも私と大差ないお年。
『まだ。わからんて。』
と、どこにでもある母娘の言い合い。
私の所には、だ〜れも今日は来てくれない

寂しくないと言えば、嘘になる。
毎日、来て。とも言えないし。
でもさ
これが実家の近くなら…
年老いた、お母ちゃんは毎日通って来てくれたやろう。
弟も仕事帰りに寄ってくれたやろう。
とかさ…思う訳よ。
私、何で
ここに居るんやろ?
私は、子供達にとって何なんやろう?
心配もされない、気にも止められない…
私って何なんやろ…


ってね思う訳ですよ。
がっ!
夕ご飯前に、カーテンから
ひょっこりはんみたいに子ブタ③が現れ
『今からバイトやねん。
化粧したら行くけどな!
今から、ご飯なん?
変な顔やなぁ〜
ちゃんと、食べ〜や。
+α🐶か?元気やけど狂ってるわ(笑)
何時もやけどなぁ〜(笑)』
とマイペースで喋り化粧をする子ブタ③。
遅れること10分後
また、ひょっこりはんみたいに子ブタ②がカーテンから顔を出し
『子ブタ③、来てたん?
何時来たん?
何?今からバイト?
子ブタ②な、今日何も食べてへんねん。
お腹空いて気分悪い。
はい、おかん、コーヒー買って来たったで。』
って、コンビニ袋からコーヒーを渡してくれました。
『ど〜しても、これが食べたかってん』
と子ブタ②
『何?お好み焼きか?』
と私
『ビンゴ🎯コンビニの高いけどさっ💰』
と子ブタ②
すかさず子ブタ③が
『家で食べたら、お腹いっぱい食べれてタダやのになぁ〜』
爆笑(^o^)
子ブタ③よ!
タダでは無いぞ(笑)
わかってはいるわろうけど(笑)
子ブタ②の買って来てくれたコーヒーを飲みながら…
なんか…
涙が出て来た
『泣くほど美味しいん?』
と子ブタ③
『泣くほど、美味しいんやなぁ〜おかん』
と子ブタ②
寂しかったから…
と素直に言えない母。
子供達よ…
母の心はガラスのようなものやねんで。
もっと、優しくして下さい…
