ウニの秘密基地 -2ページ目

ウニの秘密基地

ライトノベル小説新人賞に応募したいのです

いままで何度挫折したことか。

大学時代、ぼくは「新人賞に応募する!」と宣言して、プロットらしきものをコネコネするだけで、結局ただの一行も書かなかった。

「どんな賞があるのか?」

「それぞれの傾向は?」

「審査員はだれ?」

「前回の応募者の声を2ちゃんで調べてみよう」

「なるほど、評価シートというのをもらえるところがいいのだな」

「みんな何度も1次落ち、2次落ちを味わっているんだなー」

「ハウツー系のホームページでもっと調べよう」

「・・・・・・疲れたな」

「パチンコ行こ」


大学を6年かかって卒業するまでに、そんなことを数回繰り返した。

就職してからも、ワナビの血がふつふつと沸きあがる時期が時おり訪れる。

「今度こそやるぞ。とにかく書こう。一度くらい書き上げよう」

応募宣言をする仲間すらいなくなり、誰に負い目も感じない状態で、投げ出さないわけがなかった。


よく読んでいた富士見ファンタジアや角川スニーカーのファンタジー時代は知らぬ間に過ぎ去り、涼宮ハルヒなどを旗頭にした学園物時代がやってきたあたりでもう僕はライトノベルの良き読者ではなくなっていた。

本屋のラノベコーナーを半分くらい占拠していた電撃文庫の小説は、電撃小説大賞受賞作を中心にそこそこ読んだけど、年々読むペースが頻度が落ちている。

さすがに1ページ丸々擬音が続くような小説はこの歳になるとキツい。

まして今ではその学園物すら「小説家になろう」系の異世界物に蹂躙されているという噂を聞いた。


はたして自分が書きたい小説を書き上げたところで、応募する賞があるのか?

まず賞の傾向と対策と調べ、応募者のレベルを吟味し、なにかの賞に引っ掛かる可能性が少しでも高いところに狙いを定め、その賞に向いている小説を書くべきではないか……

これだ。これがまずだめだ。

書きたい話を書かないと先に進まない。

今さら小説で食べて行こうなどという大それたことを考えてはいない。

ただ、ケジメとして一度長編小説を書き上げ、応募したいだけなのだ。

応募先は後で考えよう。間口が広いところならどこかあるだろう。

とにかく、自分は書きたいものを書く。

それ以外になんの余裕もない。

いくつかのアイデアの中で1つ、いい感じに煮詰まった話がある。

ここ10年ほど何度も推敲を繰り返し、暖めに暖め、暖めすぎて腐ってるんじゃないか?という話が。

こいつに賭けてみよう。


期限は6ヶ月。

2015年4月30日までとしよう。


長編小説を書き上げ、ライトノベル小説新人賞に応募する過程を日記感覚で残せればいいな。

ただあくまで仕事には穴を開けない。その範囲でがんばろう。