付加価値とは主体に対して副次的である。
この副次性は主体に対して還元する性質であり、一つの流れに対して回流するものである。
主体とは概略的かつ具体的であり、副次的性質はより鮮明にする手段である。
例えば、ギャンブルを主体とした時に発生するのはお金である。
しかし、ギャンブルは副次的に運という悦楽を提供し、それが主体を促進する。
つまりは、交互的回流を示すのである。
これは帰属するという複雑な関連であり、関連は交互作用、すなわち連鎖的であるのだ。
私達は交互作用である回流により主体を具象化する手段を持ち合わせる生き物なのだ。
回流が交互作用による帰属ならば付加価値は必然であり、また付加価値は主体の基である。
私達の価値観や諸現象はこの並行により成り立つものである。