親友があの少年Aだったらー・・・
あなたは友達でいられますか?
あまりにも酷な問いにすぐには答えられない。
むしろ答えはないのかもしれない。
約600ページにわたる著書の作家は薬丸岳先生
私の本棚には薬丸先生の著書がたくさんあります。
たまたま手に取った『友罪』が薬丸先生だったのですが・・・
読むまでもなく「これは面白いぞ」と確信。
※以下ネタバレになってしまう内容描写がございます。
ご抵抗がある方はご遠慮お願いいたします。
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ジャーナリストを諦め埼玉県の工場で働き始めた益田は
鈴木という男に出会った。
益田は鈴木と工場で共に勤務することになった。
だが他人を寄せ付けない雰囲気がある鈴木は従業員の中でも孤立していく。
そんな中、益田は勤務中に事故を起こし、指を切り落とす大けがをしてしまう。
しかし、そんな益田を迅速な措置で助けたのが鈴木であった。
益田は心の底から鈴木に感謝し、鈴木も益田の為になったことに嬉しさを感じる。
次第に益田をはじめ工場の従業員たちは鈴木に親しさを感じていくように。
はじめは孤立していた鈴木も打ち解けていき、笑顔を見せ始める。
そんな日々が過ぎていく中で、益田はジャーナリスト時代の知人から
「17年前の連続児童殺害事件」について調べてほしいという依頼を受ける。
諦めかけていたジャーナリストの使命に浮きだつ気持ちで調べはじめた。
だが益田はあることに疑念を抱き始める。
「鈴木君に似ているー・・・」
あの少年Aと鈴木の幼少期の写真
輪郭や人を寄せ付けない雰囲気、
切れ長の目元、どこなく似ている。
鈴木を取り巻く関係者が現れはじめ、調べていくうちに
疑惑は確信に変わる。
真実をたどる益田は、鈴木から問われた。
「どんな真実を知っても友達でいてくれる?」
益田の答えとは。
鈴木の罪とは。
想いと使命が交差して訪れる結末とは。
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とても興味深い内容でした。
私だったらどんな答えを出すのか
考えれば考えるほど見つかりません・・・。
正解はないですね。きっと。
