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サンダルフォン
サンダフォン/サンドルフォンとも。綴りはSandolfonまたはSandolphon
その名は「共通の兄弟」を意味する。
メタトロンとは双子の兄弟とされており、共にエノクの転生(と、言う表現は妙なのだけれども)だとされる、若い天使。
(他の天使達は天地創造時に生まれている。メタトロン・サンダルフォンがもともとエノクであったとするならば、彼らは諸天使にかなりおくれて生まれたことになる。天使なのに名前に「エル」が付かないのも、彼らが他の天使よりも若い〔多神教の影響が少なくなってから生まれた〕からか?)
音楽と祈りを司る、あるいは胎児(性別の決定)を司ると言われている。
メタトロンとは光と影、陰と陽、太陽と月の関係であるとなぞらえられており、同一人物の表裏であるとも言われる。
(メタトロンの名の語源はギリシア語で「玉座にはべる者」を意味するメタトロニオス(Metathronios)とさる)
メタトロンは18対(36枚)の翼と数多(一説には36万5千)の目、そして巨躯(地球の1/3であるとも、足下から頭までの距離を人の速さで歩けば500年かかるとも、足は大地にあって頭は天国にあるとも)という異形の天使であるが、双子とされるサンダルフォンも同様に巨躯であるとされている。
エノク
旧約聖書創世記にその名が見られる重要人物。
偽典(エチオピア正教では外典扱い)とされる「エノク書」は、彼の掲示による黙示録的な内容とされる。
創世記にはエノクという名の人物が二人登場する。
一人はアダムとエバの長子カインの息子として。
もう一人はアダムとエバの第三子セツの子孫(そしてノアの曽祖父)として。
二人目のエノクについて、創世記5章24節にはこう書かれている。
エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。(口語訳)
他の人物達は「○○年生き、死んだ。」と簡潔に記述されるのにもかかわらず、彼のみが「神が彼を取られた」という特殊な書かれ方をしている。
このため、後の信徒や研究者などに好んで取り上げられることとなった。

追記:
新約聖書ユダ書1章14~15節にエノク書の引用個所がある。
アダムから七代目にあたるエノクも彼らについて預言して言った、「見よ、主は無数の聖徒たちを率いてこられた。
それは、すべての者にさばきを行うためであり、また、不信心な者が、信仰を無視して犯したすべての不信心なしわざと、さらに、不信心な罪人が主にそむいて語ったすべての暴言とを責めるためである」。

このことから、初期のキリスト教徒の間ではエノク書を読むことが一般的だったことが判る。