伊藤side


分かってるのに  どうしてだろう。

涙が出ちゃうんだ。


伊「真司郎にとって  私はただの患者で」

與「ちょっ千晃!」

伊「私にとって真司郎は医者だもんね。」


分かってたんだ


私は止まらない涙を必死に隠し病室を出ていった


私は真司郎に何を求めていたのだろうか


隆弘の変わりを探していたの?


與「千晃ー」


遠くから聞こえる真司郎の声。

近づかないで  一人にさせて


出ない声を必死に出そうとしている。


「やっと見つけた」



その声は聞いたことの無い声だった。