月は、1ヵ月祇園祭というのは、
ご存知かと思いますが、

祇園といえば、
スサノオの祀られている京都東山の八坂神社と一帯の境内をさします。




また、スサノオは、牛頭天王と同一視されていて、

「天王さま」とは、祭神の牛頭天王のことで、

インドの祇園精舎の守護神、新羅の疫病除けの神さまです。

同一視されることになったきっかけが

蘇民将来」の伝承です。


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昔、貧乏な蘇民将来と 裕福な巨旦将来という兄弟のところに

汚れた身なりの牛頭天王がやってきて

泊めて欲しいと頼むと、けちな弟は冷たく追い払いますが、

兄の蘇民将来は、温かく迎えて手厚くもてなしました。



数年後、再び蘇民将来を訪ねた牛頭天王は、

疫病にかからないための茅の輪を授けます。

その時、「われはスサノオ命なり」と名乗りました。

そして、疫病にかからなかった蘇民将来は、栄え、

ケチな弟の家は、疫病にかかり滅びたというお話です。


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この話は、ユダヤの「過ぎ越しの祭」にも類似します。

ある印をしたところには、疫病はやってこず、

印のない家は疫病にかかって途絶えてしまうという話です。



以来、舞妓さんたちは、この茅の輪の呪符を身につけ、

魔を除けることができていると言われています。

舞妓さんの守護神は、スサノオさんです。



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タロットでは、

大アルカナ21番「世界」の緑の輪が、茅(ち)の輪です。

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そして、ライダー版タロットカードの看板とも言える
この大アルカナ1番の魔術師は、
天のエネルギーを右手で受け、
それを地(ち)におろしているのです。

祇園の祇の字は、
地の神、氏神を意味しています。

「ち」の音は、
蛇=オロチの「ち」であり、
強力なパワーを意味しています。

力のちからという音も
オロチの「ち」であり、

祇園祭の主人公である少年は、
お稚児(ちご)と言いますね。

茅の輪は、オロチでもあり、
魔術師のベルトのような部分にも
蛇が∞のクンダリーニ状になって噛みついています。




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祇園祭りのお護りである
粽も(ちまき)と読み、
蛇=が、巻いているというわけです。


祇園祭りは、
7月31日まで