ンペラーは、タロット大アルカナカード4番の「皇帝」です。



今回は、彼の右手にある権杖に注目してみましょう。

◎に、Tの字がくっついていますが、
これは、エジプトのヒエログリフでアンク十字を意味するものです。


アンクとは、命、生命の象徴です。

民の「命」を握る者、それが皇帝というものなんですね。

漢字「」は、今回の元号にもあるように「」と「」とを組み合わせた形。

命の元の字が、「令」で、「口」は、神への祝詞を入れる器の形です。

つまり、人の命は、天から与えられたもの。

皇帝は、人の命を握っていますが、
それは天とつながっているからなんですね。

だから、日本では、皇帝とは言わず、
天皇と言っているのでしょう。




今回、世界遺産に認定される仁徳天皇陵のカギ型古墳は、アンクと同一視できます。

エジプトでは、カルトゥーシュと言って、王の名前の周りを囲むのですが、前方後円墳の周りにも同じカルトゥーシュのような囲みがあります。






生前退位、令和のスタート、古墳群の世界遺産認定…

このタイミング、何か意味があると感じるのは私だけでしょうか?