ーーーーーー次の日。
美咲「ちょーっと唯!!昨日の話聞かせてくれる?電話にも出ないし心配したんだよ??」
唯「あ、えとごめん...実は」
私は、與お兄ちゃんと一緒に住むことになったとはさすがに言えなかったから、親が寮生活を心配して、親の知り合いの家に住むことになった、とだけ説明した。
美咲「寮生活危ないかなぁ。 設備もあるのにねぇ」
唯「それは、思う..私もいきなりだったし」
美咲「まぁ、唯の新しい家にも遊び行くからねッ!! 家の人によろしく言っておいて」
私は、了解とだけ伝えて自分の席に戻った。
するとタイミングよく宇野先生が教室に入ってきて「席についてー」とみんなの事を促した。
宇野「えーおはようございます。今日も頑張って行きましょうっ。 では」
それだけ言うとまた教室を出ていこうとする。その時。
宇野「あっあと青山さんちょっといい??」
唯「え、あっはい」
私は急いで宇野先生の元に向かう。
恐らく、昨日のことを言われるのだろう。検討はついている。
私が廊下に行くと宇野先生はすぐ本題に入った。
宇野「昨日のことなんだけど、先生ビックリしちゃった」
唯「ですよね...」
宇野「でも大丈夫。誰にも言わないし安心して?? 與さんにも言われたし大丈夫よ」
ほら、與さんって。
おかしい、絶対。
唯「あの、一ついいですか」
私は確認のために宇野先生に聞いてみた。
唯「與先生のこと、好きなんですか...??」