目の前のテレビのニュースでロト6詐欺師が8人捕まったと報じられている。


 ネットで調べればその日の夜にわかる当選番号を、そのことを知らない相手に電話で伝え、相手が翌朝の新聞を見て「当てた」と思い込む。そこから相手に手数料を振り込ませるまでの手口だ。

 当選番号が事前にわかるから「手数料を振り込めばあなただけに教えます」といった単純なダマしだ。これに引っかかる人が結構いるらしい。ギャンブルなども「特別な情報を教えます」と言って人をだます。そんな情報があれば自分で利用して儲ければいいのだが、わざわざ他人に教えてやると言う。あり得ないことでしょう!と言いたくなる。


 しかし、詐欺師でない人が同じことをやっても、絶対に相手を引っかけることはできない。roto6なども、ほとんどの人は告げられた番号と翌日の新聞での番号が一致していても、そのことを認識できない。当てられるわけがないことを充分に認識しているから、当っていても気が付かないのである。


 詐欺師の手口の怖さは、通常では起こりえない心理状態を覆す話術にある。そしてそれはマニアル化して詐欺師軍団に伝えられている。借金取りに追いかけられて、生きるためには騙す技術を徹底的に習得するしかない。そういった詐欺のプロが待ち構えているのだ。