96ちゃんのCD「アイリス」超楽しみ!

店長との「いーあるふぁんくらぶ」とか特にヤバイ///

コゲさんとも歌うみたいだし……

というかジャケットの写真綺麗過ぎる!!!!


大興奮なトゥマでしたw


なんかザッパなブログですみませんっ


「はぁ……」


 つい、ため息がこぼれてしまう。

 でもため息だけではない。

 口元に意地悪そうな笑みがふっ、と浮かぶ。

 だが、目はもっともっと深いものを見ている。



「相変わらず皆頭を使うもんだねぇ」



 隣からぱっと現れた人影はケラケラと笑ってる。

 その声にまたため息。

 目は画面を見つめたまま返事をする。


「僕の作るものには何故皆、おかしなことを言うのだろう」


「それは君の作るものがオカシイからだろう?」


 間髪入れず発された声はまだニヤニヤしている。

 その声に対しては特に何も返さず彼は画面から目を初めてそらす。


「いつまで経っても成長しないな……」


 ぼそっと誰に対するものもなく呟く。


 考え込んで出された1つの……


『綺麗な間違いだらけの解答』


 どれが正解なのか知りもせず、何故皆同意しているんだ。

 もう全て……ぐちゃぐちゃじゃないか、と心の中で彼は言う。


「そろそろ思ってることいいなよ」


 終始にやついた厭らしい目と声をした少年をじっと見据える彼。

 どいつもこいつも勝手なこと言いやがって。

 これの本当の意味知ってるのか?


「あぁ……そうだな」


「知りたいな、本当の意味を」


「……完璧」


 満足そうに微笑むと少年はくるくるとまわり始めた。



「もっともっと、踊らされてしまえばいいっ……!」


 虫唾がはしる。沸々と言いようのない感情がわきあがる。


「ほんっとうに変わってるねぇ……君の音楽はっ」


 くるくると狂ったように踊ったと思えば彼の目の前で急に立ち止まる。


「この言いようのない感情……お前みたいに踊ればいいのか?」


「どう、表現したらいいんだ?教えてくれないかな……?」


 これは八つ当たりになるのだろうか。

 でも実際この少年にも飽き飽きしていたんだ、と彼は自分に言い聞かせる。

 彼は間違った納得のいかない答えばかりに毎度うんざりする。


「いつも通り表現しなよ……」


 コイツは相変わらず厭らしい。

 でもその通りだ……、と納得する。


 この行き場のない感情をまた新しい音楽にする。

 不可思議なメロディを叩く。

 そうすることで全部笑えてくるのだ。


「また新しいの作ったんだね」


 楽しげな少年へあぁ、と短く返事を返す。

 そしてそっと画面に声を落とす。


「さぁ、また馬鹿みたいに頭を使って考えなよ」

 




 結局は皆自分の価値観を押し通したいだけなんだろう?

 それをちょっと上手く綺麗な言葉で紡がれてるのを見ると拍手したくなる。

 まるで難しい問題を解けたように馬鹿みたいに喜ぶ。



 きっと皆は僕の模範解答と自分の出した答えが合ってると思ってるんだろうね。

 本当にそう思う?

 ならそんな考えはどこかへやった方がいいんじゃない?

 ほらまた、間違えてる。



 ぐるぐるとまたおかしな答えへ嫌味を吐く。

 

「そろそろ吐き出したいんじゃない?」


 あぁ、なるほど。

 僕がコイツにイライラする理由が分かった。


「言ってしまいたいな……」


 いつもコイツが僕が抑えようとする感情を煽ってくるからだ。



「この音楽の本当の意味、受け止めて」




 予想通り、大荒れ。

 皆こうは思っていなかったんだな。

 やはり止めておくべきだったか。

 でも、もう我慢できなかった。

 自分の音楽や世界観を……

 勝手に解釈されるのを見るのはもう限界なんだ。


 どうせならもっともっと素敵な答えを出してみせてよ。


『こんなの違う』

『こんな曲だとは思ってなかった』

『こんなの嫌だ』


 そんな批判の言葉や『そんな解釈言わないで』なんて。

 もう僕は一人になってしまうのかな。



 静かに部屋の扉が開く。

 

「何を弱ってるんだい?」


 しばらく来なかったくせに急にコイツは現れる。


「新しいのはまだなの?」


 嘲笑うようにぺらぺらと喋る口。


「はやくしなよ」


 悔しいが一番正解に近いのはコイツだ。


「さぁ、さぁっ!」


 今回もまたコイツに言われ動く。



 いつもニヤニヤ真意の見えない少年。


 いつも本当の答えが見えない僕の音楽。



「……ほら」


 もしかしたらコイツが答えそのものなのかもしれない。


「へぇ今回もまたオカシくて君らしいね」


 ならコイツの答えを聞いてみるのはどうだ……?



「なぁ、お前の『解答』を教えてくれないか?」


 僕の声に少年は止まった。

 まるでぜんまい仕掛けの人形のように。

 そしてゆっくりと語り出した。


 その答えは実に良くて……

 というよりも、完璧だった。



「でもきっと皆ここまでは分からないだろうねぇ」


「だって君の音楽は狂ってるもの」


 話し終えた後、それが正解かどうかも言ってないのに少年はそう言った。

 確信に近いものではなく、確信しているのだ。

 自分の答えが正しいと。


「ま、皆が馬鹿みたいに頭使ってるのを眺めようよ」


「本当の答えを知って嫌になるぐらいなら……」




「さっさと自己解釈していなくなっちゃえばいいんだ」





































お久しぶりです!!!!!

ホント、久しぶり;;

いい曲がありすぎて興奮しまくりです。

でも結局解釈する暇がなくて……

ブログ書く時間もなかったし。


ということで!

今回はなんのボカロ曲かは伏せて、書かせていただきました!

ホントはニャン生の続き書くつもりだったんだけど詰んだのでw


で、物語ですが……

なんか物凄い抽象的な感じですよねー。

とてつもなく分かりにくくて面白くない……。

うわー、やっぱ上手くいかなかったかぁああっ!!



分かりにくかったので少し説明?を。

まず、主な登場人物は2人と『皆』です。


主人公的なのは『彼』『僕』です。

(途中から一人称視点……『僕』の視点になりましたね)


で、その主人公の周りをうろちょろしてるちょっと奇妙な『少年』

主人公には『コイツ』呼ばわりされてましたねw


実は元にさせてもらった曲の中にこの子は出てきません。

というか主人公も出てきてません。

つまりホントに勝手な自己解釈ですっ!!


えっと、それで…

一応、話の内容は

曲作りをしている主人公の曲を『皆』が勝手に解釈して……

主人公はそれが全然合ってない、と『皆』を批判している心情が書かれてる。


…のですが、こう説明してみても抽象的ですよね。


まぁなんとなしにチャレンジしてみただけなんで、お手柔らかに見てやってください!!!!



そしてそして曲名ですが……






































あの有名な!

ハチさんの「マトリョシカ」でした!!


途中で分かった人も居た、かな?w


ホント世界観崩しちゃってすみません!!

駄文ですみません!!

 

 



「やっぱり大きいなぁ……」

 

 高く丈夫そうな門を見上げて思った。
 僕何人分になるのだろう?
 さらに高い所を見上げると窓があるのがギリギリ分かる。
 今は真っ暗なので部屋の電気がついていないかぎりははっきりとは見えない。
 そして僕の『予想通り』電気はついていないようだ。
 
 さて、ここからだ。
 僕は家で何時間と費やして考えた作戦を思い出す。
 愛しのあの子にお礼として渡す物、その渡し方。
 なにしろ相手はこんな大きな家に住むお嬢様。
 ただ普通に会いに行って渡した所で何の印象も残らないだろう。


『お城に住むお姫様』


 それを考えた時僕はひらめいたのだ。



 薔薇の花束を真夜中に渡しにいく。


 

 これほどストーリー性があり、ロマンチックなものは他にある!?
 自分で言うのもなんだけど……
 最高だと思う。


 そしてこの完璧なお礼をするには決定的な問題点があった。
 それは真夜中にバレずに忍び込む事。
 こんな大きな家のセキュリティなんていくら馬鹿な僕でも予想はつく。

 で、そんな馬鹿な僕が見つけたのが『抜け道』だ。
 裏に一部のレンガが抜けてしまっているところがあるのだ。
 そこから入ろうというのが僕の完璧な考えだったのだが。


「思ったより小さい」


 仮に僕が通れたとしてもこの大きさじゃ花束が潰れてしまう。
 
「やってみるしかないかぁ」


 とりあえず僕だけ入って中の様子を見れたらいいか。


「んっ……真っ暗すぎて見えない!?」


 思わず大きな声を出してしまった。
 まずい、ここでバレたら最悪だ……!
 
 そんな僕の願いとは反対に窓が開いた。
 それは僕が先ほど見上げたのとは別で1階の部屋の窓のようだ。

 しかも僕の目の前の部屋。


 急いで僕が外へ抜け出そうとした時、あの綺麗な声が聴こえた。


「そこに居るのは誰?」


 パッと顔を上げると窓からこちらを見ている彼女の姿があった。


「もしかして……あの時の……」


 うわうわうわっ!!
 覚えててくれたんだ……
 嬉しいすぎるよ!


「でも、どうして貴方がこんな時間に居るのかしら?」

 

 そ、そうだった。
 喜んでる場合ではなかった。
 とりあえず何か言わなくては。
 宙を見上げながら考えるとあるものが目にとまった。


「こんな月が綺麗な夜には誰かと一緒に居るのもありかなって思って!」


 ……何を言ってるんだ僕は!!
 恥ずかしくて消えてしまいたい。
 きっと彼女も困ってる。
 

「それもそうね…こんなにも面白いのを見逃すわけにはいかないかも」


 予想とは裏腹に笑顔を浮かべる彼女。
 か、可愛い……
 
「お、面白い??」


「気にしないで。それで、本当は何か他にあったんじゃないの?」


 そう言われて思い出す。
 僕の目的はこんなことを言うことじゃない!


「この前のお礼がしたくて!こ、これをっ……んんっ!!」


 花束が思うように通らない。
 あぁ……ぐしゃぐしゃになってしまう。
 仕方なく僕は花束から3,4本薔薇を抜き渡した。


「わざわざお礼なんて……綺麗な薔薇ね」


 なんでだろうさっきから彼女が笑うとある衝動が駆け巡る。


「いつも貴方たちのことは見てるのよ」


「えっ」


 彼女が?僕を??
 

「楽しそうに登校していく姿をいつも部屋から」


 なるほど。
 でもあの日は?と訊ねるより先に彼女が口を開いた。


「あの日は珍しく貴方一人だったのと、何かを家の前に落としていったから」


「少し気になって……じいやに頼んで出してもらったの」


「わざわざそんなっ!!」


 申し訳ない気持ちもあるけど何より嬉しくてしかたなかった。
 いいのよ、と微笑む彼女。
 それと同時にまたあの衝動。


「わざわざ来てくれてありがとう」


「あ、あのっ!!」


 ここに来た時点で僕はもう彼女に言おうと決めてたのかも知れない。


「月を見るんじゃなくて……」



「僕と一緒に外で遊びませんかっ?」



 馬鹿な僕には衝動を押さえつけれるわけがないのだ。












































番外編の夢バクとのコラボ以来ですね!

いやぁストーリーが全然原作と違ってきちゃってる気がするww

レンくんとGUMIちゃんなんとか絡みましたね……w



ここでお知らせというかお伝えしておきたい事を。


これから更新が遅くなるかもしれません。

というか今回からもうすでに遅いのですがw

もしかしたら全く更新しないなんてこともあるかもしれないですっ!

小説楽しみにしてくださってる方(いないだろうけど)

ホントすみません!!

あとコメ返もちゃんとしきれてなくてすみません……
 

かなり遅れての明けましておめでとうございます!


ホント皆より遅れての挨拶となってしまいすみません……w


お年玉狩りに行ってま((ry


皆、お年玉募集中なんでぜひこちらまで↓↓(ww冗談です)


昨年は色んな方と絡ませていただき本当に楽しかったです。

いつもブログでコメしてくださる方々には感謝しきれません!

もちろん昔からの付き合いの方にも感謝してます。


あ、だめだなwなんか堅苦しいww


まぁ、あれですよ!



歌い手さんらぶってことです♪



全然違いますね、はい。

いゃでも大好きです。歌い手さん大好物です。


えーww結局はこんな変な私ですが今年もよろしくお願いします!


ということですw



























あとあと、お年玉待ってるよっ♪


ごめん、嘘!!しつこくてすみませんwww


「今夜は寝れないという子がたくさんいるようだね」


 冷たい風が触れようとも全く寒そうなそぶりを見せない少年が1人。


「でもそれも幸せそうな子ばかりだ」


 そう紛れもなくそこには1人しか居ない。

 なのに少年は喋り続けている。


「ボクはどうやら呼ばれていないようだよ……おや?」


 ふと、喋るのを止め耳を傾ける少年。

『声』を確認するとニヤッと口元に笑みを浮かべた。


「そうでもないようだね、こんな日に誰が『悪夢』を見ているのかな?」


 ついに降ってきた雪を指で遊びながら楽しげに喋る。

 左手には変わった形をしたステッキ。


「じゃぁ……そろそろ行こうか」


 見たところによると少年はステッキと会話をしていたようだ。

 もちろんいくら形が変わってるからといってステッキが返事をすることなどない。

 そのためどこからどう見ても独り言をいってるようにしか見えない。


 雪で遊ぶのを止め、ステッキを撫でると少年は夜の街へ落ちていく。

 煌びやかなイルミネーションと対になるような黒い影と化して。




「う、うぅ~……」


 酷い、酷すぎる。

 なんてユメなんだ。

 

「僕があの子にフラれるユメなんて……」


 何度目を閉じてもそのユメに行き着いてしまう。

 こんな日に限ってどうして僕はこんなユメをみるのだろう。

 あの子のことを想い過ぎたかも。


「でもどうせならイイユメがみたいなぁ……」



「悪いユメをみたのかい?」



 ん?



「こんな日に悪夢をみるなんて可哀想に」



 んん??


 今この部屋には僕しか居ないはずなのに。

 窓の鍵はちゃんとしめたはずなのに。

 

 なによりここは2階だというのに。


「おーい?聞いてる??」


 目の前に確かに男の子が居る。

 窓枠に座ってる。


 落ち着け僕、これはユメだ。


「ユメじゃないよ、ほらっ」


「ひぃっ!!」


 窓からひょいっと部屋に入ってきて、僕へと触れる。

 確かに触れている。


「酷いなぁ……まぁ驚くのも無理はないか」


 しかも僕の心の中まで見抜いてしまうなんて……

 あっ!!!!

 分かった!もしかしてこの子は……



「サンタクロース!?」





「え?」


「あぁそうか!サンタさんか!それなら納得だね!」


「えっ、ちょっとまtt…「でも僕が想像してたのとはちょっと違ったけど」


「話をきいて「もっと太ってて歳ももっといってると思ってたのにな」


「それで!サンタさんは僕になにをくれるの??」


(なになにこの子。全然話聞いてくれないし)



「えっと……残念だけどボクはサンタではないよ」


「でも君に一つだけあげれるものがある」


「サンタじゃないのかぁ……なんだぁ……はぁ」


「……」

(ホントこの子は人の話を聞いてくれないな)



「ボクが君にあげられるのは『ユメ』なんだけど……ま、君にとってはどうでもよさそうだね」


「えっ!?なんだって?ちょっと詳しく聞かせて!!」


「いやぁ……興味なさそうだし、別のところへ行こうかな」


「あーー!!ちゃんと聞きます!聞きますから!!」


「そう。なら話してあげる」


 にこりと笑うけど……ちょっと怖い。

 ってそもそもサンタさんじゃないならこの子は何者なんだ?

 歳は同い年ぐらいに見えるけど……

 

「あぁ、そういやまだ名乗っていなかったね」


「ボクの名前はバク……」



「夢喰い白黒バクさ」



 どこかで聞いたことのある……

 あぁっ!!


「あのバク?!」


「やっとボクの予想通りの反応をしてくれたね」


 噂では聞いたことがあったけど本当に居たなんて。

 しかも思ってたより小さい、きっと帽子をとれば僕より小さいはず。


「君にはとっておきの悪夢をみせてあげようかな?」


「嘘ですっ!というか心を読まないで!!」


 そういやバクといえばこんな噂もあったような……


「ねぇ、バクにはイルミネーションや例えば僕とかはどんな風に見えてる?」


 一瞬バクは驚いた顔をみせた。

 けどすぐに笑顔になると答えてくれた。


「モノクロさ。凄いね噂ではそんなことまで広まってるんだ」


 さっきとは違いわざと驚いてみせる彼にかける言葉が見つからない。


「ごめん……」


「なんで君が謝る?驚いたり落ち込んだり忙しい子だね」


「ボクは別にこの世界で不自由だと思ったりはしてないよ」


 その言葉を聞いてひらめいた。

 そうだ、色を感じれないだけで他は……


「ちょっと待ってて!!」


「?」


 確か、残ってたはず!!



「おやおや、ホント忙しい子だね」





「これっあげる!!」


 きょとんとしている様子に焦る。


「えっ?色は見えなくても味は感じられるんだよね?」


「うん。もちろん」

(まぁボクが喰べるのはユメだけなんだけど)


「ならどうぞ!色を楽しめなくてもケーキは楽しめるはず!」


 くすくすと笑い出すバク。

 あれ?なにか間違えたのかな??


「こんなの初めてだよ……ありがとう」


 2口程度食べたところでバクが切り出した。


「で、君は悪夢にうなされてたんだよね?」


「そう!僕があの子にふられ……あっあの子っていうのはね!」


 僕はあの子との話を全部した。

 もちろん生徒手帳を拾ってもらったところから全部。

 友人とは違いバクは、にこやかに聞いてくれた。


「……で、そんな彼女にフラれるユメを何度もみてしまうんだよ!」


「そうか……ならその子と仲良くなれるユメでもみせてあげよう」


「本当に!?それ正夢になったりはしないのかなぁ」


「さぁ?それは君次第だよ」


「そっか……頑張るよ!」


 そう答えると同時に急に睡魔が襲ってきた。

 僅かに残る意識の中ふと思い出すことがあった。


「お代……は……」


 すでに閉じかけた瞼を頑張ってあける。

 だけどそこには黒い影が揺らめいてるようにしか見えなかった。


「君とボクの思い出さ」



 その声を聞いたときにはもう僕は深い眠りへとおちていたのだ。


 バク……もう少し話したかったような気もする。

 突然現れたのには驚いたけど……

 噂で聞いてたのとは少し違ってた。

 なんていうか喋っていると普通に男の子で、

 友達になれそうだった。

 だからできる事なら忘れたくない……。






「んっ……」


 窓から漏れる日差しが眩しくて目を覚ます。

 

「なんだか凄くイイユメをみれたなぁ」


 あの子ともっと仲良くなれるなんて……

 


「正夢になったりはしないのかなぁ」


(「さぁ?それは君次第だよ」)


 えっ?なに今の記憶……

 でもこの声、聞いたことある。

 なんだ?今のは……


ガタッ



「あれ……?なんでこんな所にお皿が?」


 ケーキを食べ終わったあとがある。

 でもこれは今日食べようと思ってとっておいたはず……。


「ん?なんだこれ」


 お皿の下に紙があった。



『ホントは先払いなんてしないんだけど今回は特別だよ。

 美味しいケーキご馳走様。          バク』

 


「『バク』……」



「っ!!!!」



 全部思い出した。

 昨日の夜、悪夢にうなされ目を覚ましたこと。

 窓から不思議な男の子が現れたこと。

 色々な話をしたこと。


 そしてその子が夢喰い白黒バクだったこと。




「バク……また会いたいな」


「絶対、正夢にしてみせるからっ!!」





 少年はまたしても1人風を浴びていた。


「ふふ、また会いたいって……ボクはそれは嫌だな」


「だってあの子にはもう悪夢はみてもらいたくないからね」


 黒い影が楽しげに揺らめいた。























特別クリスマス小説!

ということで……


「夢喰い白黒バク」と「嗚呼、素晴らしきニャン生」のコラボです!

って言っても両方1人しか出てきませんが。


夢バクはバッドエンドちっくで、全体的に暗い感じだったので

こういった明るめの話がかけて楽しかったです!

今、昔の夢バクの小説読んだら恥ずかしくて消えたくなりました。


楽しんでいただけたら光栄です!