帯状疱疹になった。

 3回目である。

 1回目は、16年前で胸のあたり。

 2回目は、8年前で背中。

 今回は、腰。

 

 前兆は3日前にあった。肛門にピリッと軽い痛みを感じたのだ。

 何だろう?今、全身不調だから、何かあったか?でも、触らずに様子を見よう、と思った。

 昨日は日中ピリッの1か所だけ、少し違和感を感じたが、まだもう少し様子を見ようと思った。

 昨日の夜、お風呂上りにいつものように全身にボディークリームを塗ろうとして、お尻を触ると、ちょうど割れ目の上の方に、あの帯状疱疹の手触りと同じものが!!

 

 帯状疱疹だ!!

 

 手触りですぐわかった。

 

 痛みはまだない。

 しかし、この手触りはまぎれもなく、あの痛く苦しい恐怖の帯状疱疹でしかない!

 

 16年前、あまりの激痛に死にそうだった。8年前もまた激痛で死にそうだった。

 

 あれは、本当に痛いのだ。本当に!!

 

 しかし、3回もかかる?

 確か1回目2回目に病院から頂いたパンフレットには「通常は生涯に1度しか発症せず、免疫が低下している患者さんを除くと再発することはまれです。」と書いてあった。

 

 生涯に1度、発症するかどうかなのに・・・。

 

 自分の免疫について確認した。最近の血液検査を見ると、LY%(リンパ球)が8.7と免疫に関係する数値は過去最低であった。(基準値は18.0~59.0)

 

 過去最低の免疫状態で、すぐに帯状疱疹になるとは・・・、なんて素直な私の体であろうか。

  

 

 ネットで調べると、帯状疱疹に3回4回とか発症する人もいるとあった。

 

 4回って・・・。まだ、あるの?

 

 次は頭部?

 

 宝くじは買わないから当たることはないけど、こんなのにだけ当たる星の下に生まれたのか。

 

 

 

 でも、私は、最近本屋で立ち読みし、次のこの言葉が頭に残っていた。

 

 「運のいい人は『自分は運がいい』と決め込む」

 

 3回目の帯状疱疹、私は運がいい。なぜなら手触りですぐに帯状疱疹とわかり、すぐに治療をしたため、早期発見、早期治療をして、激痛をいくらかマシにできた・・・という結末で終わらせたい。

 

 私は夜中にネットで近所の皮膚科で女医さんが診察してくれるところを探し、ネットで予約した。

 

 治療については、これで良し。

 

 他に帯状疱疹になってラッキーと思えることはないか探した。

 

 あった。

 

 今、行きたくないところがあって、これを理由に行かない。行けない。

 

 他に、帯状疱疹になってラッキーなことを探したが、いつの間にか眠っていた。

 そのうち、結果としてラッキーだった、となる日がくるかもしれない。

 

 朝、起きると昨日はまだ発疹のなかった肛門にまで発疹ができていた。

 

 まだ、痛みはない。違和感があるだけだ。

 

 そして、診察し検査して帯状疱疹とすぐにわかり、薬をもらいすぐ飲んだ。

 飲み薬の効果が現れるまでに2日程度かかるというが、過去の1回目2回目の時は激痛が出てから薬を飲んだので、眠っている間も急に五寸釘を神経に突き刺したような激痛に、悲鳴をあげていたのだけれど、今回は少しはマシになるはずだ。(と願う。)

 

 今日は、調子がいいかもしれない。

 

 実は昨日まで、最悪の体調だった。

 

「甲状腺機能低下症」が悪化したのだ。

 

 血液検査で「Free T4」0.10(基準値0.75~1.45)

 「TSH」71.6(基準値0.61~4.23)と、けた違いな感じの数値である。

 

 チラーヂンの量が4倍に増えた。

 

 私は飲み方を変えた。

 飲む時間と飲む時の自分の気持ちを変えた。

 

 時間は、今まで朝食後に飲んでいた。(医師からそのように指示されていた。)

 それを朝食の30分前に変えた。

 理由は、薬と食品の飲み合わせを考えたからである。

 「豆腐や納豆といった大豆製品は強力にチラーヂンの吸収を阻害してしまう」「牛乳などの乳製品、食物繊維を多く含む食品やコーヒーなどもチラーヂンの吸収を阻害する」と報告されているそうだ。

 私の朝食の内容から、食後に薬を服用してもあまり吸収されない。

 

 次に飲む時の気持ち。

 前は、処方されたから飲むといった感じで、何のために飲んでいるか目的も忘れ、ついでに飲んでいる感じだった。

 それを「甲状腺機能低下症」の症状を改善するんだよ!と自分に言い聞かせながら、お願いしながらありがたく思いながらじっくり飲み、消化されていくのをイメージしながら飲むようにした。

 

 その飲み方にして3日目になるが、調子がマシになった気がする。薬が効いている、と思うことも大事なことだと思う。

 

 体調が悪い時は、精神状態も悪い。

 

 ここ数日の体調が悪い間は、「一日が過ぎることに何の意味があるのだろう。」と思った。

 

 

 体調が悪いから気持ちが沈み、それでまた体調が悪化する感じ。

 

 この負のループから抜け出したい。

 だから、まずは薬で体の悪いところを治そうと思った。

 治すという「やる気」を出した。

 

 ちょっと、体調が良くなったので、嬉しい。

 

 帯状疱疹だけど。

 

 参考のため、帯状疱疹の初期の手触りについて説明しよう。

 

 急に思い当たることもなく、小さなつぶつぶの集合体ができ(5粒くらい)、触った感じはツルツルした感じ。

 思い返すと、ちょっとピリッと感じたことが最近あったはず。

 色は赤。虫刺されと勘違いする人もいる。

 それが、半日くらいで粒が増えたら怪しい。

 

 注意すること。

 粒をつぶしてはいけない。

 発疹を冷やしてはいけない。温めた方がいい。

 早く、病院に行く。

 

 病院は皮膚科。

 もし、肛門とか人に見られたくない場所でも、診察は直立で行った。(腰をかがめるとか、肛門を広げるとかはなかった。)だから医師が異性でも恥ずかしがることはなさそうであった。

 患部に軟膏を医師や看護師が塗ることもなかった。(薬を処方してもらっただけ。)

 帯状疱疹の検査は、私の場合3分くらいで結果がでました。

 

 なんの病気でも早期発見、早期治療は大事です。