健診・検診センター等で働く看護師が知っておきたいのが、がんに関する知識だ。
特にがんは初期に自覚症状が出にくい病気であるため、症状を自覚した時には治療が大掛かりになることも珍しくない。
そんながんは、できる部位によって初期症状は異なるとされている。
たとえば肺がんは、初期症状がほとんどなく進行するにつれて症状が出るケースが多い。
健康診断で早期がんが発見されることもある。
肺がんは、がん細胞によって肺の構造が破壊される病気であるため、進行すると咳やたん、胸痛などの呼吸器症状が出るケースもあるとされる。
食道がんも、初期症状を自覚するのが難しいといわれている。
まれに早期に胸の痛みを感じる、熱いものを飲んだ時に喉にしみるなどの症状が出るケースが報告されている。
病気が進行するにつれて、背中の痛みや咳、体重の減少、声のかすれなどの症状が出ることが多い。
胃がんは進行が緩やかなタイプと急速に進行するタイプに分かれるといわれる。
進行が早いものは、自覚症状が早期に出る場合もある。
とはいえ、一般的には肺がんや食道がんと同じく自覚症状が出にくい病気として挙げられている。
進行した際に出る症状として、胸焼けや吐き気、みぞおち周辺の痛み、食欲不振などがある。
人によっては、吐血や出血を伴う黒色の便が出ることもある。
そして、女性特有のがんとして自覚症状が出にくいといわれるのが子宮がんだ。
出血で自覚できることがあるため、閉経後や月経ではないタイミングで出血した際は注意が必要である。
他にも、排尿時の痛みやおりものの変化、下腹部の痛みなどで発覚するケースもある。
検査の受診者と対話した際、上記のような症状が早期発見につながる場合もあるため、ぜひ参考にしてほしい。
採血は看護師の仕事の一つとして非常に重要なものだ。
健診センターでは特にこのスキルが重視されるため、採血を極めたいもしくは自信があるという人は向いているだろう。
実際、健診センターではさまざまな検査を行っているが、採血に関してはほぼ全員の受診者が行うといえる。
健診センターではその日の予約をその日のうちにすべてこなさなければならず、特に採血は効率よく済ませていかなければならない。
細い血管からでもスムーズに採血できる看護師は重宝され、それをアピールすることで優先して採用されることもある。
病院の勤務で毎日多くの人の採血を行っていたような人は、健診センターの看護師として特にありがたがられるだろう。
看護師は病院以外にもあらゆる職場で活躍できるが、採血のスキルというのは看護の基本として衰えさせたくないものではないだろうか。
「採血ができない」「苦手」となると多くの看護現場で苦戦することになるため、そういう意味でも採血スキルは磨いておきたいところである。
その点、健診センターは日々採血を必ず行う職場であるため、スキルアップに役立てられる。
毎日、あらゆる人の採血を行うことで、コツは見えてくるものだ。
場数を踏めば、苦手なタイプの血管からも次第にスムーズに採血できるようになるはずだ。
患者側の意見としても、採血が下手な看護師が嫌という声はよく耳にする。
そういう面を考えても、質の高い医療を提供するためには採血スキルが必要であることが窺えるだろう。
健診センターで磨いた採血スキルは、さまざまな現場に活かせる大きな強みになるはずだ。
健診センター以外に、特定の病気を見つけるための検診センターというものもある。
病気の検査をするという意味では、同じような現場だといえるだろう。
検診センターの検査の代表例として、がん検診が挙げられる。
ここでも血液検査が行われており、採血に携われるため併せて確認しておくと良いだろう。
《参考LINK:病気の早期発見のカギ!検診センターで働こう》
