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今日はランの誕生日だね… 生きてたら16歳になっていた。そして今日は、お婆ちゃんの命日でもある。お婆ちゃんが亡くなったのは、7年前の夜中1時頃。病院から電話が来て、お父さんとお母さんはランを自宅においたまま駆けつけた。ランは、一人にされるのが嫌でずーっと吠えていたんだよね。


夜中から明け方まで一晩中一人ぼっちにされ、凄く心細かったと思う。というのも、一晩でランの頭には十円禿げが出来てしまっていたんだもの。 私とお父さんは後でそれが分かって、とても驚いた。こんなにストレスを与えてしまったのか、と。私たちは、もう夜は何があってもこの子を決して一人にさせられない、と思った。


明後日は、お父さんのお姉さん、ランの大好きな、「おばちゃん」とその娘の「お姉ちゃん」がやって来る。ラン、前におばちゃんと一緒に寝たよね。帰った後、ランはあちこち探し回ってて寂しそうにしてたの。その話をしたら、おばちゃんは涙ぐんでいたよ。色々思い出す…





ラン、またこの季節がやってきた。

最後の年に、皆んなで一緒に行った観音寺川のお花見。ここの桜を見ると、あのときを思い出す。一緒に散歩したね。時々苦しそうだったけど歩いたね… お母さん、心の中はね、もぅ心配でしょうがなかった。


それでも一緒にお花見するのが嬉しくて。あのときのことを思い出す。辛いけど嬉しい、嬉しいけど 憂う。でも、そんな顔は見せられないという複雑な気持ち。


今日の観音寺川の桜、とっても綺麗だったよ。お天気もよくてね。あのときのようだった。ランがいないことだけが違ってた。


今日の桜...


  ランと一緒に観た桜

お母さん、またピアノを時々弾いてるんだよ。10年以上弾いてなかったピアノをね。ランが病気になる前はよく弾いてたね。ランはその音をずっと聴いてた(?)


ぐっすり寝てたから、案外心地よかったのかもしれないね。ランはお母さんの下手なピアノで育ったみたい。あんな雑音にも関わらず、平気で寝てたんだから。

お母さんにとって唯一の聴衆ラン、おかげで楽しく弾けた気がする。

ラン、またピアノを聴きにおいで。お母さん、ランのために一生懸命弾くからね!