もちもち

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お鼻がもちもち紺色の瞳をもつポメラニアンのブログです。

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今日はランの誕生日だね...
生きてたら16歳になっていた。

そして今日は、お婆ちゃんの命日でもある。


お婆ちゃんが亡くなったのは、夜中1時頃。

病院から電話が来て、お父さんとお母さんはランをおいて駆けつけた。ランは、一人にされるのが嫌でずーっと吠えてたんだよね。

夜中から明け方まで一晩中一人ぼっちにされ、凄く心細かったと思う。だって、一晩で頭に十円禿げが出来るくらいだったんだもの… 私たち、あとでそれが分かって驚いたんだよ。どんなにストレスだったのかって。あれを見て、お母さんたちは物凄く後悔した。ランは多分一晩中泣いてたんじゃないかな… もう夜はこの子を決して一人にさせられない、と思った。

そんなこと、色々思い出す。
今もランの場所はあのまんま...
クッションもそのまんま...

明後日はランが大好きだったおばちゃんが来るよ。
お姉ちゃんとお姉ちゃんの子どもも一緒だよ。亡くなる年の今頃一緒に寝たよね。帰っちゃったあと、ランはあちこち探し回ってた。具合が悪いのに...
その話をしたら、おばちゃんは涙ぐんでいたよ。優しくて素敵なおばちゃんとお姉ちゃん。ランはとっても好きで、泊まりに来るといつも一緒に寝てた。

ラン、虹の橋から遊びにおいで。
お母さんが会えるのは、夢の中ばかりだもの。
またランを抱きしめたいと思う。

あの温かさは何にも代えられない…



ラン
またこの季節がやってきた。
そう...
一緒に最後の年に行った観音寺川のお花見。

ここの桜を見るとランを思い出す。
一緒に散歩したね...
時々苦しそうだったけど、歩いたね。

お母さん、笑顔だったけど心の中は...
もう 心の中は心配で心配ではちきれそうだった。
それでも一緒にいるのが嬉しくて。

あの頃を思い出す。
辛いけど嬉しい。
嬉しいけど 悲しい。
でも、そんな顔は見せられない。
複雑な気持ち。
愛情が強いとそうなるんだね...

今日の観音寺川の桜、とっても綺麗だったよ。
お天気もよくてね...
あのときのようだった。


今日の桜...


ランと一緒のときの桜...
ラン

お母さん、またピアノの練習をはじめたよ。
10年以上弾いてなかったピアノを...

ランが病気になる前は毎日弾いてたね。
ランはその音を聴いてた。
うるさかったでしょ?
不快だったかな。
だったらごめんね...

でも、じーっと我慢してたね。
その雑音に慣れて寝てたね。

そんなランがとっても可愛かった。


幸せだったな、ランタン
お母さん、ランのおかげで楽しく練習できたよ。
お母さんにとって、とっても満ち足りた時間だった。

ランにとってピアノはどんなものだったんだろう?


子どもの生徒さんが来るとランに触りたがって。

ランは嫌がってピアノの下に隠れたりしたね..

皆ランが可愛くて仕方がなかったの。


いまだにランの夢を見るの。
ランが生きていて元気に走り回っている。
そしてお母さんは決まってこう言うの。

「ラン、生きてたんだね!ほら、生きてる!」

嬉しくて、みんなに話してるんだよ。

いつもそんな夢。


目が覚めるとこう思う。

ランは天国で本当に生きてるんだって。

そして元気に走り回ってるんだって。

今日もピアノを弾きながら、ランを思い出したの。
弾いてるときはランも聴いているのだと思う。
見守っててね、ラン