先日、ガラスカットや型紙について少しご紹介しました。
(→ http://blogs.yahoo.co.jp/sutendoglass_atelier_angel/25174753.html )
(→ http://blogs.yahoo.co.jp/sutendoglass_atelier_angel/25368764.html )
今日はカットしたガラスを磨く、ルーターという作業からテープ巻きについてご紹介。
先日のブログでご紹介したように、
ガラスカッターでカットしたガラスはとても鋭利になっています。
ガラスの表面に傷をつけて割り切るという感じです。
時にガタガタしていたり、断面が鋭利になっていたり、断面が斜めになっていたり・・・。
それではせっかくカットしたガラスを並べても綺麗にぴったりとはいきません。
そこで登場するのがルーター。研磨機ですね。
断面図でみると、「台形になっている切ったばかりのガラスを、
ルーターにかけることで長方形にしてくれる」と考えてもらえばわかりやすいかと思います。
鋭利な部分やはみ出ている部分を削り取り、元のきれいな形のガラスにしてくれます。
ガラスカットが型紙通りきれいに切れていれば、
このルーターという作業は、ささっと研磨するだけで済むので簡単ですし、
型紙とずれてしまえば型紙通りの部分までルーターで削っていかなくてはいけないので
時間はかかるし骨が折れる作業となります。
なので、私はもちろんそうなのですが、うちの生徒さん達にも、
なるべくルーターかけなくていいように、きっちりと切る癖をつけてほしいと思っています。
もちろん、きっちり切ったからと言ってルーターをかけることには変わりはないのですが、
きっちり切れているのとルーターで少しずつ合わせていかなくてはいけないのとでは
作業時間的にも労力的にも雲泥の差があります。
ルーターがけは爪もボロボロになりますからね~((+_+))
写真のいちばん左はルーターをかける前のガラスピース。
その次のがルーターをかけたあと。
そして最後が、そのあとにテープを巻いた後の写真です。
断面の違いが何となくわかっていただけるかと思います。
そして、ルーターをかけ終わった後、金属テープを巻いていきます。
ガラスとガラスは溶かさない限りくっついてはくれないので。
金属テープをガラスの断面に巻き、そのテープとハンダの溶接によって
ガラス同士がくっつき、形作られていくのです。
皆様が見るステンドグラスにある黒い線は、ハンダ。
そのハンダはこの金属テープの上に乗ってくっついているのです。
一つ一つの型紙を作り、
一つ一つのピースを切り、
一つ一つ削って、
一つ一つテープを巻いて…
すべてに巻き終わって初めてはんだ付けの作業に入れます。
今日はこのテープ巻きまで。
すべてテープを巻くとこんな感じになりました。
結構こうやって並べてみるとすごいですねぇ~♪
ここまで来ると姿が見えてきます。。。
今度は全体像の公開です★
楽しみにしていてください(*^ー^*)♪
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