2013年1月9日、10日間に渡って停泊したウルサンを出港。
一日の短い航海で、北朝鮮に近いインチョンに入港。

1

4年前に、材木運搬船で来た懐かしい景色。
湾内にある、火力発電所。

2

この丘のふもとには、海鮮料理屋街があるよ、と材木運搬船のキャプテンは言っていた。
この後ろが港になっていて、潮の干満差が大きいので、水門で仕切ってある。

3

しかし、我々が向かったのは、仕切の外の寂しい所。
潮の干満差が大きいので、ロープが切れたりたるんだりしないように、四六時中点検し続けなければならない。
おまけに北朝鮮との間で、軍事的な緊張があるとかで、海軍の船が停泊するここは上陸禁止(怒)。

4

寒いと思ったら、港内に氷が浮いている。

5

貨物にも雪が乗っているが、雪よりトラックで輸送途中に、融雪剤が製品についてしまい、それが塩分を含む為、揚げ地のアメリカで問題になるかもしれないと言われる。
そんな荷物積むのは御免なので、キャプテンと抗議すると、受け荷主との間で連絡を取り、問題無いとの文章を取り付ける。
やはり安い物には理由があるという事か...。

6

差し歯が外れてしまったので、代理店に話すと、医療目的なら特別に上陸できるとの事で街へ。
立派で清潔に見える、現代重工の病院に入っている歯医者へ。
治療中、若い歯科医は何もしゃべらないので、やはり日本人は嫌いなのだろうか?と思ったら、治療が終わったら「私は日本に何度も行ってる。 スキーをしに長野に良く行く」といきなり饒舌になったのにはびっくりした。

7

2週間に渡る長い停泊で、大分荷物が上まで積まれてきた。
約1万トン積む予定の4番倉には、これで7,000トン積荷終了。
後は、最終港のプサンで追い積みして終わりだ。