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2011年2月17日、アルゼンチン、サンロレンツォ停泊2日目。
今日も積み荷は夕方までで、残りは明日に持越し。
のんびりと上陸し、荷役責任者に教わったステーキレストランに行く。

このステーキ、焼き加減が絶妙でとてもおいしかった。
また、赤ワインも肉に良く合っていてうまい。

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ほろ酔いで、気分良く街をふらつく。
南米は、つながれていない犬が普通で、とても自由だ。

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2月は、南米では夏。
昼間は30℃を越える暑さなので、思わず行列のできていた店に入り、巨大アイスを買って歩きながらぱくつく。

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歩道でも営業中の、路上焼肉屋さん。
いい香りが周辺に漂う。

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非常時に脱出する救命艇の年次点検。
毎月、自分たちでもするが、1年に1回業者に頼んで点検してもらうことが義務付けられている。
この、海面に着水していない状態からも、安全装置を外して離脱することができる。
業者が試してみたところ、バシャーンとすごい衝撃と共に着水した。

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満タンまで積まれたトウモロコシ。
今回は、3つの貨物倉を満タンまで積む。
残りの2つで、数量を調整し、船体のバランスを取る。

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虫が入っている可能性があるので、殺虫剤を投入。

積み荷の最終段階、特にトラブルがあると、一等航海士はとても忙しくなる。
今回は、重しに積んでおいた海水が不要になったので抜こうと思ったが、バルブが悪いのかポンプが不調なのか抜くことができずに、船体が少し前のめりになってしまい往生しました。
キャプテンに相談すると、とりあえず少しくらいの前のめりなら、海に出てから後ろのタンクに海水を入れて調整しようとの事で、荷主と約束した貨物の量を積むことを優先。
予定通り、トウモロコシ27,000トン、大豆飼料11,000トンを積み切って出港!



しかし出港後、いったん海水を押し込んでから、再度抜くことによって船体の姿勢を正常に戻すことができ、ほっと一安心して快適に川を下る。

今度こそ、次の港であるコロンビア、ブエナベンチュラで休暇のため下船できるであろう。
自由への航海の始まりだ!

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ザラテの街が見えてくると、川が広くなる所も近い。

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広い、広いラプラタ川。
ブエノスアイレス遠望。