![1](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/94/71/j/o0300040013754710357.jpg?caw=800)
2011年2月17日、アルゼンチン、サンロレンツォ停泊2日目。
今日も積み荷は夕方までで、残りは明日に持越し。
のんびりと上陸し、荷役責任者に教わったステーキレストランに行く。
このステーキ、焼き加減が絶妙でとてもおいしかった。
また、赤ワインも肉に良く合っていてうまい。
![2](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/42/05/j/o0400030013754710359.jpg?caw=800)
ほろ酔いで、気分良く街をふらつく。
南米は、つながれていない犬が普通で、とても自由だ。
![3](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/a7/d7/j/o0300040013754710360.jpg?caw=800)
2月は、南米では夏。
昼間は30℃を越える暑さなので、思わず行列のできていた店に入り、巨大アイスを買って歩きながらぱくつく。
![4](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/77/27/j/o0400030013754710361.jpg?caw=800)
歩道でも営業中の、路上焼肉屋さん。
いい香りが周辺に漂う。
![5](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/ce/4c/j/o0400030013754710358.jpg?caw=800)
非常時に脱出する救命艇の年次点検。
毎月、自分たちでもするが、1年に1回業者に頼んで点検してもらうことが義務付けられている。
この、海面に着水していない状態からも、安全装置を外して離脱することができる。
業者が試してみたところ、バシャーンとすごい衝撃と共に着水した。
![6](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/b1/16/j/o0400030013754710593.jpg?caw=800)
満タンまで積まれたトウモロコシ。
今回は、3つの貨物倉を満タンまで積む。
残りの2つで、数量を調整し、船体のバランスを取る。
![7](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/3c/c0/j/o0400030013754710591.jpg?caw=800)
虫が入っている可能性があるので、殺虫剤を投入。
積み荷の最終段階、特にトラブルがあると、一等航海士はとても忙しくなる。
今回は、重しに積んでおいた海水が不要になったので抜こうと思ったが、バルブが悪いのかポンプが不調なのか抜くことができずに、船体が少し前のめりになってしまい往生しました。
キャプテンに相談すると、とりあえず少しくらいの前のめりなら、海に出てから後ろのタンクに海水を入れて調整しようとの事で、荷主と約束した貨物の量を積むことを優先。
予定通り、トウモロコシ27,000トン、大豆飼料11,000トンを積み切って出港!
しかし出港後、いったん海水を押し込んでから、再度抜くことによって船体の姿勢を正常に戻すことができ、ほっと一安心して快適に川を下る。
今度こそ、次の港であるコロンビア、ブエナベンチュラで休暇のため下船できるであろう。
自由への航海の始まりだ!
![8](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/15/48/j/o0400030013754710592.jpg?caw=800)
ザラテの街が見えてくると、川が広くなる所も近い。
![9](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/15/a815k1/4b/dd/j/o0400030013754710590.jpg?caw=800)
広い、広いラプラタ川。
ブエノスアイレス遠望。