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2010年12月18日、ナポリ出港、コルシカ島とピアノーザ島の間を抜けてイタリア北部のサボナ港に向かう。

世界地図帳を見ると、サボナ港の辺りに「リビエラ海岸」と書いてある。
調べてみると、以前はイタリアでもフランス寄りの狭い範囲のみを指していた呼称のようだが、現在では、ジェノバの東から、フランスのコートダジュールまでを言うと書いてある。

1982年、森進一のヒット曲「冬のリビエラ」を聞いていた頃は、木造の小さな船を所有していて、江戸川をうろうろしていたものだが、まさか30年後に貨物船で来ることになるとは思わなかった。

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12月20日早朝、岸壁に到着。

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冬だけあって、寒々しい風景。
しかし、小さな漁船がひっきりなしに行きかう。

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アルゼンチンから運んできた、31,000トンの大豆飼料は、品質、数量とも問題無く、すぐ揚げ荷にかかる。

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荷役は、朝7時から夜8時までというので、夕食は毎日外で食べることにする。
荷役人夫達に聞いたおすすめピッツァリア「ダ・エンツォ」へ。

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店内は、こんな感じでとても賑やかだ。

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さすが本場、とてもおいしいパスタ。

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これもおいしい、イカと小魚のフリッタ(フライ)。
食べきれなかったので、包んでもらい船に持ち帰る。


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ほろ酔いで、クリスマスイルミのきれいな街並みを、ふらふらとさまよい歩く。
冷たい夜風が心地よい。

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この日は、マルゲリータ。
トマトとチーズの量、生地の厚さが絶妙のバランスでものすごくおいしい。
やはり、シンプルなものほど奥が深いと実感。